2014年11月4日 10:00
エンタープライズ0.2 - 進化を邪魔する社長たち - (290) ネットとビジネスが繋がらない理由。0.2なの政治家と有識者たち
○ネットの核心とは
FacebookやTwitter、いまならLINEに注目集まると、ビジネス利用による成功例を喧伝する人があらわれ、ITジャーナリストやコンサルタントなど「有識者」がそれを持ち上げ、新規参入する企業が続々と現れます。しかし、大半の企業が、期待通りの結果を得られないまま、静かにフェードアウトしていきます。当然の話です。それはネットのビジネス利用における「核心」が疎かにされているからです。その「核心」を理解するのに役立つのが「ネット選挙」です。
2013年の参議院選挙より解禁された「ネット選挙」。ネット上で支持を公言し、個人的に投票を呼びかけることが可能となりました。これに合わせるかのように関連本が出版され、ネット界隈の有識者が様々な見識を開陳していましたが、いま、その影はありません。
先日の福島知事選挙でも特段の活躍は伝わってきません。実はこれは「核心の不在」が理由です。
○4位に潜り込んだ実力
ネット選挙の解禁に合わせて、ネットに詳しいと自称する「ネット議員」がフィーチャーされました。東京選挙区から民主党所属で出馬した鈴木寛氏もその一人。ネット選挙解禁の立役者とされ、応援演説には楽天の三木谷浩史氏、サイバーエージェントの藤田晋氏が駆けつけマイクを握りました。