2014年11月6日 08:00
65%が内部犯行! PwC、グローバル情報セキュリティ調査結果を発表
プライスウォーターハウスクーパースは11月5日、「グローバル情報セキュリティ調査2015(日本語版)」の結果を発表した。国内企業におけるセキュリティの平均投資額がグローバルの約半分であること、国内企業は情報セキュリティを扱う役員クラスのリーダーが不在である割合が高いことなどが紹介された。
○グローバルは「被害拡大、予算減」 - 新たな対策を模索段階
今回の調査は、PwC、CIO Magazine、CSO Magazineが共同で実施。今年3月27日から5月25日にかけて行われ、154カ国で9700人以上が回答している。調査は毎年実施しており、今回が17回目になる。
発表によると、グローバルにおけるセキュリティインシデントは、件数が32%増の4948件、被害額が34%増の2.7億円だった。一方で、年間平均セキュリティ投資額は前年比4%減の4.2億円。減少した理由としては、2013年に標的型攻撃対策への需要の高まりから前年比1.5倍の急成長を遂げた影響が大きいという。
「業種別の投資額を見ると、航空宇宙/防衛業界が25%減、テクノロジーが21%減、自動車が16%減、小売/消費財が15%減。