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事業環境ランキングで9年連続首位に輝くシンガポール

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事業環境ランキングで9年連続首位に輝くシンガポール
世界銀行が10月29日に発表した、世界の事業環境に関する調査結果をまとめた年次報告書「ビジネス環境の現状(Doing Business)2015」の、起業や経営の環境が整備されているかを示すランキングにおいて、シンガポールが9年連続の首位となりました。同レポートでは、複数の項目に関して調査が行なわれ、シンガポールは、特に商業契約、輸出入、建設許可取得に関わる、書類作成などのプロセス数の少なさ、完了までの期間の短さや費用の低さが、他国と比べて高く評価されています。

シンガポールは、アジア・オセアニア地域における地理的優位性を活かして経済発展してきましたが、近年は政府の積極的な外資誘致やビジネスインフラの強化などに伴ない、金融・投資、貿易、情報など、さまざまなセクターの企業のアジア拠点として注目されています。企業がシンガポールに拠点を置く利点のひとつに、税制面での魅力が挙げられ、今回の世界銀行による報告書でもその点が高く評価されています。同国の法人税は17%となっており、多くのアジア諸国が20%以上であることと比較して低く、また地域およびグローバル本社を同国に置く企業は、特定の条件を満たす場合、更に税制優遇措置を受けることもできます。これ以外にも、積極的なFTA (自由貿易協定)推進により、FTA締結国との間で原則無関税で輸出入ができることや、公用語が英語であることなども、外国企業の進出を促している背景と考えられます。

金融や貿易分野におけるアジアのハブとしての印象が強いシンガポールですが、現在研究開発(R&D)拠点の整備を行なっており、「バイオポリス」と呼ばれる医薬品などバイオメディカル分野の拠点や「フュージョノポリス」と呼ばれる情報通信分野の拠点などを通じて、新たな分野の企業誘致が進められています。今後も、企業による事業活動の活性化を原動力に、更にシンガポール経済は発展していくと期待されます。


(※上記は過去のものおよび予測であり、将来を約束するものではありません。)

(2014年11月5日 日興アセットマネジメント作成)

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