あんずを料理に使うとどんな味になる!? -「あんずカフェ」に行ってみた
○“あんずずくし”のランチプレート、そのお味は……
店に入ってすぐ目に入るのは、あんずの木のオブジェ。天井が高く、席の間隔も狭すぎないため、女子会でもデートでも、ゆっくりくつろげる空間が広がっている。おしゃれな雑誌、書籍が並ぶ大きな本棚もあり、ひとりで訪れてもOK。筆者はお昼どきに行ったのだが、夜はムードのある雰囲気になりそうだ。
注文したのは、ランチの新メニュー「鴨肉とあんずのラザニア天然酵母あんずパンを添えて」。メインのラザニア、パンはもちろん、スープ、ヨーグルトまであんず入りだ。
ラザニアは、あんずと鴨肉をトマトで煮込み、ホワイトソース&チーズをかけて焼き上げたもの。あんず&トマトと言うと酸味がありそうだが、口いっぱいに広がるのは果実ならではの自然な甘み。豊かな風味がホロホロと崩れる鴨肉の食感とマッチして、自宅ではなかなか出せない絶妙な味だった。また、天然酵母パンは、焼き立てでアツアツのふわふわ。こちらも甘みがある。あんず入りだが、味の主張は強くなく、ラザニアにぴったり。
どのメニューも食べる前は「あんずの味を強調しているのかな?」と思っていたのだが、実際に食べてみると、あくまでも食材の一部として使われている印象を受けた。砂糖や野菜では出せない奥行きのある甘さと、やわらかい果肉の噛みごたえは、“甘酸っぱい果実”というあんずのイメージを一新してくれるはず。スープにも野菜がいっぱいで、とてもヘルシー。どれも繊細な味わいなので、「しっかり食べた」感じがあった。デザートは、あんずジャムをかけたヨーグルト。ほのかな酸味で、さっぱりと締めくくることができた。
ほか、ディナーの新メニューは「あんずごちそうプレート」。あんずソースをかけた豚肩肉のスモークや、あんず入りじゃが芋のミルフィーユグラタンなどが味わえるワンプレート。
杏露酒をソーダで割ってレモンを絞った「Apricocca」にもよく合いそうだ。また、11月1日からは、杏露酒をさっぱり楽しめる「杏露酒モヒート」と、杏露酒+白ワイン+スパイスという「杏露酒ホットサングリアビアンカ」の販売も開始している。現在、「Apricocca」が無料になるor割引になるキャンペーンも実施中なので、この機会にどんな味なのか、ぜひ確かめに行ってみてほしい。
○杏露酒は日本のお酒だった
ちなみに、中国酒というイメージが強い「杏露酒」だが、実は日本生まれのお酒。杏露酒はもちろん、この「あんずカフェ」で使われているのも、100%国産のあんずだ。店内では、あんずジャム、あんずゼリー、あんずのシロップ漬けも販売している。
■店舗情報