転送ミドルウェア「HULFT」が6年ぶりにメジャーバージョンアップ
セゾン情報システムズは11月7日、コンファレンスセンター品川において「HULFT DAYs 2014」を開催した。大阪、東京、名古屋と連続で実施するイベントで、ファイル転送ミドルウェア「HULFT」シリーズが6年ぶりにメジャーバージョンアップすることをお披露目する場だ。当日は導入事例紹介なども含めて、多くの情報が来場者に提供された。
○海外普及を受けてグローバル対応も大幅強化
「HULFT8がお客様へ提供する新たな価値」と題してHULFTの現状と新機能について語ったのは、HULFT事業CTOでありアプレッソ 代表取締役社長でもある小野和俊氏だ。
冒頭ではHULFTが20年以上の歴史を持つ製品であることを振り返り、過去には各時代のニーズを柔軟に取り入れて進化してきたことをアピール。現在の導入企業数は8,000社、販売本数は16万9,000本にも及ぶという。全国銀行協会の会員銀行では導入率が100%であり、日本自動車工業会の会員企業でも93%が導入。日本売上高トップ500企業のうち69%が導入しているなど、確実で安全なファイル転送を求める現場で広く活用されていることも紹介された。
特に昨年伸びたのが、海外での導入だという。