2014年11月10日 15:28
TI、新DSPを搭載した車載向けプロセッサ2ファミリを発表
Texas Instruments(TI)は、同社のオートモーティブ・プロセッサ・シリーズ「Jacinto 6」に新たなプロセッサ「DRA75x」を追加し、「Jacinto 6 EP」ならびに「Jacinto 6 Ex」として提供すると発表した。
Jacinto 6 EPは、従来のJacinto 6のすべての機能に22GFLOPS/60GMACSの演算性能を発揮する1.4GHzのDSP性能よペリフェラル群を追加したもので、高性能を要求されるI/O要件を持つ、一定のインフォテインメント・システムに必要な追加のUSB、ビデオ入力やPCIeインタフェースを内蔵しているため、BOMコストの削減が可能。また、第2のDSPコア「TMS320C66x」が総合で1.4GHzの信号処理能力を提供するため、複数のカメラからの情報を1つやサラウンド・ビューまたはオーバーヘッド・ビューに動的に合成するなどのイメージ操作に使用することができるほか、追加されたDSP性能を使って、マルチ・チューナー、アンテナダイバーシティやバックグラウンド・スキャニングを活用したマルチ・モード設定などのラジオ構成の拡張、オーディオと音声の処理、アクティブ・ノイズ制御(ANC)