『EXIT TUNES PRESENTS ラジオ半熟少女』パーソナリティーのM・A・Oと松井恵理子が語る『半熟少女』の魅力
11月某日、都内某所にある「響 - HiBiKi Radio Station -」ブースにて、『EXIT TUNES PRESENTS
ラジオ半熟少女』第1回目(2014年11月11日の12時より配信スタート)の収録が行われた。このインターネットラジオ番組は『半熟少女
hanjyuku girls』登場キャラクター、白波海優役のM・A・Oと白銀貴子役の松井恵理子をパーソナリティーに迎えたプログラムとなっており、放送日の一週間後には「ニコニコ動画」や「YouTube」にて収録中の模様を動画で配信するという一粒で2度美味しい構成となっている。
今回は『EXIT TUNES PRESENTS ラジオ半熟少女』のパーソナリティーを務める2人に、作品や番組にかける意気込みなどを中心に聞いてみた。
「EXIT TUNES PRESENTS 半熟少女 hanjyuku girls」とは?
95%が女性で占められている都市学園群スライヴセントラル第五学区。その学区内にある女子校・榊ノ木女子総合学園の第二部演劇部に集った、花岡瑠菜(CV:
山本希望)、深山紗巴(CV: 洲崎綾)、石英カトレーナ瑤(CV: 明坂聡美)、科戸つむじ(CV: 金元寿子)、白銀貴子(CV: 松井恵理子)、丹羽野茜(CV:
小林ゆう)、白波海優(CV: M・A・O)、明神きらら(CV: 大久保瑠美)といった7人の生徒たちと顧問が、人気ボカロ曲を歌唱したアルバムとなっている。
なお、AKIHABARAゲーマーズ本店にて10月13日に開催されたイベントの模様はこちらを参照してもらいたい。
○『半熟少女』のラジオ&動画コンテンツが始動!
――『EXIT TUNES PRESENTS ラジオ半熟少女』第1回の収録が終了しましたが、今後の番組の方向性を教えてもらえますか。
松井:『半熟少女』では、ボカロ曲の有名作品を私たちが歌わせていただいているということで、ボーカロイドのことをリスナーの皆さんにもっと知ってもらいたいですね。
本当に素敵な歌がたくさんあるので、その魅力も伝えていける番組にしていきたいと思います。
M・A・O:私は番組内でも言わせていただいたんですけれど、自身まだまだ知らない曲も多くあるので、リスナーの皆さんと学んでいけたらな、と思います。――声優業とラジオパーソナリティーは、現場の雰囲気や緊張感において違いなどありますか?
松井:アニメと違ってCD内のミニドラマパートでキャストが集まって収録しているだけなので、まだまだキャラクターに対して知らないことや掘り下げられるところがたくさんあると思うんです。ですから、逆にそこが新鮮ですね。私たちもすごくリスナーさん目線で、貴子ちゃんや海優ちゃんのことを知っていけるというのが魅力のひとつです。
M・A・O:まだまだ公開されていないキャラクター設定もあるようですし、ラジオの1コーナー「半熟漫画」であったように「こういう設定もあっていいんじゃない!?」という部分を、自分のキャラクターにどんどん肉付けできるようになっていったら、ますます楽しくなるんじゃないかと思いますね。
松井:アニメ作品は原作に沿ってキャラクター設定が固まっていますので、そこから役作りをしていくんですけれど、『半熟少女』は制作スタッフやほかの声優の皆さんとみんなで作り上げていくという感覚が強いです。
M・A・O:それがまた楽しいんですよね。
●収録中は笑いの絶えない楽しい雰囲気!
――今回のラジオではM・A・Oさんが松井さんに、自分のことを何度も「好きだ!」と言わせていたんですけれど、M・A・Oさんから松井さんに対しては「好き!」と言ってませんでしたね。
松井:そういうのは傷付くので、私は聞かないようにしているんです。多分、M・A・Oちゃんは優しいから、きっと「好き!」って言ってくれるのはわかっているんですけど、もし「え?」って顔されたら、ずっとしこりになって残るので(笑)。
M・A・O:ちょ、ちょっと待ってください!(笑)。あのシチュエーションはこれまで私の一方通行の「好き!」なのかなと思っていたので、ここぞとばかりに松井さんに言ってもらった(言わせた)んですよ。だからすごくうれしかった!(笑)。いや、本当に好きですよ~……マズイ、私の愛が松井さんに伝わっていない!!(笑)。こうなったら、これから"ウォーアイニー"でも"ジュテーム"でもいろんな言葉で愛を伝えていきますよ。
松井:じゃあ、それは今後の収録を楽しみにしています(笑)。
――『半熟少女』は、ほかにもかわいらしいキャラクターが大勢登場します。その代表として今回、白波海優と白銀貴子をそれぞれ演じているM・A・Oさんと松井さんがパーソナリティーを務めることになりました。松井:みんなで作り上げていく作品だと思うので、これを半熟から成熟させていくために、リスナーさんと一緒にがんばっていきたいと思います。本当に私たち2人の力だけでは足りないですから、リスナーさんの力をぜひお借りしたいですね。この番組はラジオに加え、「ニコニコ動画」や「YouTube」でも視聴できるようになっているので、ラジオを聴いた方はこのコメントのとき、どんな動きで喋っているのかをぜひ動画で確認していただきたいと思います。これを活かしてドンドンぶっこんでいきますよ!(笑)。
M・A・O:いまのコメントを聞いてもらえばわかるとおり、私は松井さんに頼るところが多くなると思いますが(笑)、寄りかかるばかりでなく、ちゃんと持ちつ持たれつの関係になれるようがんばりたいです。
――回が重なるに連れ、立場が逆転しているかもしれないですね。
松井:私が喋らないで変な動きをしていて、それをM・A・Oちゃんが実況するとか(笑)。
M・A・O:そのシチュエーションを実現できるようにがんばらなきゃ!(笑)。
――自分が演じるキャラクターと自身の性格で似ているところはありますか?
松井:割と私は貴子ちゃんと被っていると思います。建築物が好きという設定が貴子ちゃんにはあるんですが、私も建築物の造形を見るのが好きだったりします。あと、興味のあることにすごく熱中しちゃうところですね。加えて、M・A・Oちゃんが好きってところ(笑)。
M・A・O:(突然のフリに驚いて)あ、はい、私もですよ! 先輩=松井さん大好きっていう(笑)。
あと、パ二ックになると「あう~」とか言葉にならないセリフを言っちゃうところとか。おばあちゃんっ子なところも同じですね。
松井:初めて貴子ちゃんを見たときは、長い髪にメガネをかけて凛とした少女の印象があったんですが、セリフを読んだら結構男前な感じがして、そこを増し増しにして演じようと考えました。
M・A・O:私が海優ちゃんのキャラクターデザインを見させてもらったときは、「ふんわりしている子だ~」と思って、あまり周りの喧騒に左右されない、なるべくゆったりとしたリズムで喋ろうと思いましたね。
松井:海優ちゃんは、か細い声だもんね。飛んでちゃいそうな……飛んでけっ!(笑)。
M・A・O:あれ~~~みたいな(笑)。
●息もピッタリな2人のトークは必聴!
――アルバムではボカロ曲の人気曲を歌い上げていますが、そこでの苦労があったと思います。
松井:ボカロ曲って、独特のリズムや変調があったりするのが魅力のひとつだと思うんです。そこをどうやって人間として歌いこなしていくかというのと、ボーカロイドが歌う原曲と違う良さをどこで出していくかが難しかったし、プレッシャーでしたね。やはり、ボーカロイドが歌うから魅力的な曲って思っているファンの方も多いと思うんです。その方たちにも、こういう表現方法もあるんだって思っていただけたらうれしいですね。
M・A・O:1stアルバムで私が歌わせていただいた曲が、カラオケでよく歌っていた「シリョクケンサ」だったので、気負わず楽しんで歌うことができました。「十面相」に関しては、フルキャストでのセリフ回しがあり、「なるほど、こういう表現の仕方もあるんだ!」ってとても勉強になりました。今後もこういった人間だからこその表現を出せていけたらいいなと思います。
――ラジオ番組のスタートに合わせて2ndアルバムの発表と、今後ますます『半熟少女』ワールドが広がっていくと思いますが、最後にファンにメッセージをお願いします。
松井:『半熟少女』は本当に生まれたてのコンテンツですので、今後、役者であったり、リスナーの皆さんであったり、多方面からキャラクターやストーリーに色が付いていくと思うんです。だんだんと完成形に近づいていく様を楽しんでいただける作品になっていると思いますので、ぜひラジオと映像で一緒に盛り上げていきたいですね。
M・A・O:ボカロ曲を好きな人はもちろん、知らない曲を『半熟少女』のアルバムで知っていただいて、ファンになってくれる方が増えていってくれたらうれしいです。また、この番組でキャラクターの新たな一面が開花されて、それがCDのドラマパートでも活かされるといいなと思いますね。ですので皆さん、番組と合わせてCDも聴いてみてください。よろしくお願いします。
『EXIT TUNES PRESENTS ラジオ半熟少女』は、「響 - HiBiKi Radio Station -」のラジオ番組のみミニドラマを聴くことができ、動画配信では収録が終わってからの反省会を視聴可能という、それぞれのオリジナルコンテンツが用意されている。なお、「響
- HiBiKi Radio Station -」のラジオ配信は隔週火曜日の12時更新、「ニコニコ動画」や「YouTube」での動画はその1週間後に公開されるので、皆さんぜひチェックしてみてはいかがだろうか。(C)EXIT TUNES. ALL RIGHTS RESERVED.