2014年11月13日 16:33
便利でかわいい! 英国生まれの僅か1グラムのボールペン「Jackpen」の開発秘話に迫ってみた
昨年、英国で登場しネット上でも話題になった「Jackpen」。今年10月10日より国内でも正式に販売が開始された。イヤホンジャックに収納できる"ボールペン"で、ペンが見つからない時や、ちょっとだけ書く必要があるときにすぐ使えるのが利点だ。今回はさらに、書くだけじゃない使い方にチャレンジしてみた。
○スタイラスペンが大好きな英国紳士がレストランで思いつく
この製品を発明したのは、Jackpenを販売するその名もJackpen LTD 社長のAndrew Jewson氏。9月に来日された際、その開発の経緯を伺った。
Jewson氏はiPhoneがこの世に生まれる以前から(はるか以前から)Palmを愛用していた。Palmとは、付属のスタイラスで操作・入力を行う液晶画面搭載の小型情報端末のこと。
カレンダー、アドレス帳、辞書機能などを搭載し、グラフィティと呼ばれる独自の文字入力など、小さな画面とスタイラスを使った独自の操作感で、2000年代中盤には先端を行くデバイスだったものだ。
Jewson氏は比較的早い段階でiPhoneを利用し始めたが、iPhoneは指での操作が基本で、スタイラスを収納する機構は付属していなかった。