東芝、BLEなどに対応したウェアラブル機器けプロセッサを発表
同製品は、省電力通信規格であるBluetooth Low Energy(BLE)通信機能、加速度センサおよびフラッシュメモリを内蔵した「TZ1001MBG」から通信機能および加速度センサを外し、プロセッサ部分とフラッシュメモリのみを残すことで、小型・薄型パッケージを実現したという。
また、演算処理として、DSPと浮動小数点演算ユニットをもつARM Cortex-M4Fを搭載しており、内蔵センサや外部センサから取り込んだ複数情報の統合的な処理(センサフュージョン)も可能なほか、高精度のADCも搭載しているため、脈波や心電などの微弱な生体信号を計測することも可能だという。
なお同社では、すでに「TZ1001MBG」に角速度センサを追加した「TZ1031MBG」と、角速度センサと地磁気センサを追加した「TZ1011MBG」の開発を進めており、今後も「TZ1000シリーズ」のラインアップ拡充を目指すとしている。