ノベル、「SUSE Linux Enterprise 12」の提供開始
ノベル SUSE事業部 テクニカルセールスマネージャー 羽田勝治氏は、「SUSE Linux Enterprise 12」について「あらゆる環境でダウンタイムをゼロに!」が大きなテーマだと説明。そのためのキーテクノロジーとして、「フルシステムロールバック」、「ライブパッチ」、「セキュリティの強化」、「高可用性とディザスタリカバリ」の4つを挙げた。いずれも、計画停止や計画外停止を最小化する機能だ。
フルシステムロールバックは、何か変更を行ったために発生した想定外の問題から容易に正常な状態に1クリックで戻す機能。
この機能は前バージョンから存在したが、前バージョンはファイル単位で戻す仕様だったため、変更を加えたファイルを選んで戻す必要があったが、12ではスナップショットからシステムを丸ごと戻すことができる点が大きな違いだという。
ライブパッチ(KGraft)は、サービスを中断することがなく、カーネルをアップデートできる機能で、変更によるリブートが不要になるという。ミッションクリティカル、インメモリデータべース、長時間シミュレーションなどで活用できるという。
セキュリティの強化では、AppArmorというセキュリティツールにおいて、外部の脅威にシステムダウンを防御する機能、特にUDPを利用するアプリケーションのプロファイル設定を追加、見直しを行っているという。
高可用性やディザスタリカバリについては、SUSE Linux Enterprise High Availability ExtensionとGeo Clustering for SUSE Linux Enterprise High Availability Extensionを提供し、物理と仮想、またローカルとグローバルの環境でサービスの可用性を高めるクラスタリングソフトウェアを提供する。
サポートに関しても、ジェネラルサポートと延長サポートを合わせ、これまでトータル10年のサポートだったが、今回からトータル13年間の長期サポートを採用している。
ノベル 代表取締役社長 河合哲也氏は、「SUSE LinuxはIBMのメインフレーム、SAP、HPCでの利用が多く、これまでミッションクリティカル、ハイエンド市場で強みを発揮してきた。IT市場はハイブリッドクラウドへの移行が進んでおり、柔軟、オープン、俊で、なおかつ低コストなインフラが求めてられている。そのため、Linuxはハイブリッド環境での統一環境基盤として期待されている。ただ、これまでLinuxはダウンタイムをゼロに抑えることが難しいという課題があった。そこで、SUSE Linux Enterprise 12では、エンタープライズOSとして『HA(高可用性)を再定義』した。
20年以上ハイエンドLinuxで使われてきたSEUSEには1日の長がある」と語った。
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なお、同社では60日間無償で使える評価版のダウンロードを開始している。
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