2014年11月14日 08:30
ノベル、「SUSE Linux Enterprise 12」の提供開始
ノベルは11月13日、物理、仮想、クラウドインフラ向けプラットフォームの最新版「SUSE Linux Enterprise 12」の提供開始を発表した。
ノベル SUSE事業部 テクニカルセールスマネージャー 羽田勝治氏は、「SUSE Linux Enterprise 12」について「あらゆる環境でダウンタイムをゼロに!」が大きなテーマだと説明。そのためのキーテクノロジーとして、「フルシステムロールバック」、「ライブパッチ」、「セキュリティの強化」、「高可用性とディザスタリカバリ」の4つを挙げた。いずれも、計画停止や計画外停止を最小化する機能だ。
フルシステムロールバックは、何か変更を行ったために発生した想定外の問題から容易に正常な状態に1クリックで戻す機能。
この機能は前バージョンから存在したが、前バージョンはファイル単位で戻す仕様だったため、変更を加えたファイルを選んで戻す必要があったが、12ではスナップショットからシステムを丸ごと戻すことができる点が大きな違いだという。
ライブパッチ(KGraft)は、サービスを中断することがなく、カーネルをアップデートできる機能で、変更によるリブートが不要になるという。