ERP実現のために避けては通れないRFP。難解なRFP作成における実例を学べる機会を見逃すな!
昨今、規模の大小を問わず企業内において「業務効率化」や「経営の最適化」が声高に叫ばれている。そこで注目を集めているのがERP(Enterprise Resource Planning)だ。人材、設備、資材、資金といった企業が有する様々な資源を統合的に管理・配分する手法がERPで、その実現の手段として統合型業務ソフトウェアパッケージ(ERPパッケージ)を導入、あるいは導入を検討する企業も多く見受けられる。内部統制やセキュリティの観点からもその必要性は高くなってきている。だが、場合によってはプロジェクトが遅延・頓挫してしまう、予算の超過など、ある種のハードルが存在するのもまた事実だ。
では、そのハードルをなくす、あるいは下げることはできないのだろうか?答えは、"可能"だ。ERPの導入・再構築を行う際にソフトウェアベンダに対して提出する提案依頼書、RFP(Request For Proposal)を、如何に精度高く纏め上げることができるかが鍵を握ることになるのだという。
その"勘所"について、株式会社システムインテグレータ営業本部ERPソリューション営業部部長の尾崎雅朋氏にお話を伺った。
「RFPには、目的やリリース時期、スコープや要件といった基本的な内容が記載されていることが多いですね。