一眼レフ初心者が猫撮影に挑む! (19) レンズのお手入れと保管方法の基礎を学ぼう
お手入れの正式な順序というものはありませんが、私の場合は、カメラボディ⇒レンズの順番で行っています。
○用意するもの
・ブロアー
・ブラシ
・クリーニングクロス
・カメラ用液体クリーナー
・クリーニングペーパー
・綿棒
○カメラ本体の埃を、ブラシで取る
まずは、おおまかに全体の埃を取ります。ホットシュー(ストロボなどのアクセサリを取り付ける部分のこと)の周りなど、丹念に取っていきます。
○カメラボディについている小さな埃をブロアーで取る
次に、ブロアーを使って埃を取ります。
特に、ボタン周りに小さな埃がついているので入念に。
この後、綿棒やクロスでカメラボディを拭くのですが、その際に埃が残っていると傷の原因にもなるので、しっかりと吹き飛ばしましょう。
○綿棒でファインダー部分とその周辺をきれいにする
ご自宅にある綿棒で、ファインダー部分とその周辺を拭きとります。
カメラのファインダーには、ゴム製あるいはプラスチック製のカバー(アイカップ)がついています。カメラの種類によっては、取り外し可能なので、お手入れの際は外してきれいにしましょう。
○仕上げに全体をクロスで拭く
仕上げとして、クリーニングクロスでカメラ全体を優しく拭きます。
○カメラ内部の埃をブロアーで飛ばす
ボディからレンズを外します。写真の銀色の部分(カメラ本体とレンズを結合する機構=マウントと言います)を、クリーニングペーパーで拭きます。
この時、マウントの奥の部分(ミラーボックス)には、絶対に触らないようにしましょう。
ミラーボックスに埃が入らないよう、必ずカメラボディを下に向けた状態にします。その状態にしたら、内部の埃をブロアーで飛ばします。終わったら、忘れずにボディキャップをつけましょう(ボディキャップに埃がついていると、今までしたお手入れが全部パーになるので注意!)。ここまでが、カメラのボディのお手入れです。次は、レンズのお手入れをしましょう。
○レンズ全体の埃をブロアーで飛ばす
ボディのお手入れと同じ要領で、まずはレンズ全体についている埃をブロアーできれいに飛ばします。
○レンズ表面をクリーニングペーパーで拭く
クリーニング液をひたしたクリーニングペーパーで、レンズ表面をきれいにします。
この時、液体をあまり染み込ませすぎないように注意してください。たっぷり染み込ませると、確実に残り染みができてしまいます。本当に少量を染み込ませます。
拭く時のポイントは、レンズの中心部から外側へ円を描くように拭くこと(逆だと、レンズの中心に汚れが集まってしまいます)。また、あまり強い力は入れず、軽くササッと拭きます。あまりに丁寧にゆっくり拭くと、これまた液残りができてしまうためです。
一回拭いただけで汚れが落ちなかったという場合は、2回、3回と拭く必要があります。ただし、一度使ったクリーニングペーパーではなく、必ず新しいものを使います。
1回目の汚れも残ってますし、クリーニングペーパーに指の皮脂がついているためです。
○クリーニングクロスでレンズの側面を拭く
次に、クリーニングクロスでレンズの側面を丁寧に拭きます。ズームレンズの場合は、望遠側に伸ばして拭きます。
○後玉の埃をブロアーで吹き飛ばす
レンズの一番マウント側のことを後玉(あとだま)と言います。ここのキャップをあけて、ブロアーで埃を取り除きます。
○マウント面を拭く
ブロアーで埃を飛ばしたら、クリーニング液を少しクリーニングペーパー(あるいは綿棒)につけて、マウント面もふきます。
これで、ボディ&レンズ両方のお手入れが完了しました。
○カビがはえないよう、しっかり保管を
きれいにしたレンズは、カビが生えないように保管をしましょう。
ドライボックスと呼ばれる防湿ケースを使っている方も多いと思います。お値段は安いもので1,500~2,000円ほど。Amazonでもたくさんの種類が紹介されてます。
また、レンズ保管ケースに一緒に入れておくと安心な「強力乾燥剤」も販売されています。筆者が使っているのは、「HAKUBA 強力乾燥剤 キングドライ」というもの。お値段もお手頃です。
○今日のまとめ
(1)カメラのボディとレンズの手入れはしっかり
(2)基本的にはブロアーで埃を飛ばした後、クリーニングペーパーなどで拭く
(3)レンズはカビが生えないように適切に保管する
○次回予告
次回のテーマは、「クラシックカメラ、レトロカメラの魅力」です。
<作者プロフィール<
うだま
猫好きの人妻アラサー。
猫の漫画や日常の漫画をよく書く。
猫ブログ「ツンギレ猫の日常-Number40」は毎朝7時30分に更新している。
ツイッターでは常に猫への愛を叫び続けている。下ネタツイートは最近控えるようにしている。