くらし情報『エンタープライズ0.2 - 進化を邪魔する社長たち - (292) 日本代表が罹る奇病。独裁と恭順のサッカー型経営0.2』

エンタープライズ0.2 - 進化を邪魔する社長たち - (292) 日本代表が罹る奇病。独裁と恭順のサッカー型経営0.2

エンタープライズ0.2 - 進化を邪魔する社長たち - (292) 日本代表が罹る奇病。独裁と恭順のサッカー型経営0.2
○日本代表という病

2002年の日韓大会において、日本の初戦を埼玉スタジアムで観戦する幸運に恵まれました。その試合中、対戦相手の「ベルギー国」を憎む気持ちを抱く自分に気がつきます。ワールドカップを「代理戦争」と呼ぶのは過言ではないことを体感したものです。

今夜、今年最後となる、サッカー日本代表の国際親善試合が行われます。「ブラジル大会」で「惨敗」したのは今年の6月のことですが、私は大会前に予選敗退すると見ていました。有料の壮行会で黄色い声援を受けた選手は花束片手に「ニヤニヤ」し、マスコミは本田圭佑選手の「批判は試合が終わってから」発言を、批判もせずに楽勝ムードを煽っていたからです。そしてなにより「ザックジャパン」でも「日本代表病」が克服されていませんでした。得点力不足でも、実力不足ではなく「日本人らしさ」です。
その「日本代表病」は、会社組織を蝕むこともあります。

ちなみに、先の「代理戦争」の終戦後、ベルギーサポーターへの敵意は敬意へと変わっていました。ほぼ日本人で埋め尽くされた異国のスタジアムで、自らの代表を応援しつづける「勇気」へのリスペクトです。

○すぐに看過される人々

Jリーグがスタートし、ドーハの悲劇を経由してフランスでのワールドカップに出場し、4年後の日韓大会では決勝トーナメントに駒を進め、ドイツ大会三戦全敗後、当時の中心選手 中田英寿氏が「自分探し」

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