2014年11月19日 11:23
AlteraとIBM、FPGAアクセラレータによりPOWER 8システムの性能を向上
Alteraは11月17日(現地時間)、IBMのCoherent Accelerator Processor Interface(CAPI)を使って、POWER 8 CPUにFPGAをコヒーレント接続したFPGAベースのアクセラレーションプラットフォームを発表した。
AlteraとIBMは、OpenPOWER Foundationを通じて協力し、POWER 8システムに卓越した性能および効率をもたらす、柔軟なヘテロジニアスコンピュータソリューションを開発している。FPGAによって、高速化されたPOWER 8システムは、データ圧縮、暗号化、画像処理、および検索などの次世代ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)およびデータセンターアプリケーションで必要とされる、多くの演算および処理が求められる作業に対応できるよう最適化されている。
さらに、CAPIを使ってFPGAアクセラレータをPOWER 8プロセッサのファブリックおよびメインシステムメモリにコヒーレント接続させたことにより、FPGAは単にPOWER 8プロセッサの新たなコアとして認識される。これにより、ソフトウェアコードの行数が減り、従来のIOに接続されたアクセラレータと比べて、プロセッササイクルが低減したことで、開発期間を短縮することが可能になる。