2014年11月19日 11:46
音楽分野は有料ストリーミング配信が急速拡大する - Sony IR Day 2014・エンタテインメント事業について
ソニーは11月18日、Sony IR Day 2014を開催し、同社のエンタテインメント事業について説明。2017年度の経営数値目標を発表した。映画分野では売上高が100~110億ドル、営業利益率で7~8%、減価償却費や構造価格費用控除などを除く調整前の営業利益率で9~10%を目指すほか、音楽分野では売上高が48~52億ドル、営業利益率は10.5~11.5%、調整前営業利益率で13.5~14.5%を目標とする。
2014年度実績は、映画分野の売上高が81億ドル、営業利益率は6.6%、音楽分野の売上高が48億ドル、営業利益率は9.8%であったことに比べると映画分野では大幅な増収を見込むものの、音楽分野では若干の増収に留まる。
○音楽分野の鍵を握るストリーミング配信
ソニー・エンタテインメント CEOのマイケル・リントン氏は、「音楽分野は今後、ストリーミング配信が急速に広がっていくことになるだろう。パッケージでの販売に比べてコスト負担がなく、収益性が高いビジネスになるのは明らかだ。だが、無料配信から有料配信への転換が鍵になる。ストリーミング配信が持つ価値は大きく、音楽業界における新たなチャンス」