2014年11月21日 10:37
トヨタ、駐車場での安全・支援技術として2つの新技術を開発
トヨタ自動車は11月20日、駐車場での安全・支援技術として2つの新技術を開発したと発表した。
今回、事故全体の約30%が発生している駐車場での安全性向上のため、ペダル踏み間違い・踏み過ぎによる事故被害を軽減する「インテリジェントクリアランスソナー(ICS)」に、アクセル・ブレーキペダル操作に関係なく低速取り回し時における衝突回避・被害軽減を支援する新たな機能を追加した。さらに、車体周囲の安全確認をサポートする「パノラミックビューモニター」に障害物の確認をより容易にした新たな画面モード「シースルービュー」機能を追加した。
「ICS」では、機能を拡張し、踏み間違いなどによる急発進時に、クリアランスソナーで障害物を認識して衝突被害の軽減を図る。具体的には、センサの増設と検出距離の延伸により、検出範囲を拡大するとともに、制御ソフトを改良し、従来のペダル踏み間違いによる衝突被害の軽減だけでなく、駐車場内の低速での移動や、車庫入れなど、ペダルの誤操作がない場合にも隣接車両や障害物との衝突回避や被害軽減を支援できるようにした。また、駐車支援機能「インテリジェントパーキングアシスト2(IPA2)」では、従来のIPAにICSと連携した自動ブレーキによる「衝突回避/被害軽減支援機能」