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大幅に性能が向上したgrep 2.21が登場

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大幅に性能が向上したgrep 2.21が登場
11月23日(米国時間)、「grep-2.21 released [stable]」において、GNU grepの最新版となるGNU grep 2.21の公開が伝えられた。この最新安定版では、さまざまな機能においてパフォーマンスの向上が図られている。パフォーマンスが向上している主な機能は次のとおり。

lseek(2)システムコールのSEEK_DATAフラグが効率的に機能するプラットフォームにおいて、ホールを含むファイルの検索処理が大幅に向上
重要なパターンにおける最初の方の条件に一致しないデータのリジェクト処理のパフォーマンスを改善
パターン文字列がかなり長いケースでの処理速度の向上

また、設定されたロケールに一致しない文字列を処理している場合、出力が行われていなければ、対象ファイルをバイナリファイルとして処理するように挙動が変更されている。そのほか、UTF-8などのマルチバイト文字列に関するバグも修正されている。

GNU grepは文字列の一致検索処理などに用いられるUNIX系プラットフォームで標準的に使われているコマンドで、特にGNU grepはgrepの実装系としては処理速度が高速という特徴がある。

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