IT部門担当者必聴のセミナーを12月11日に開催 - コスト削減の実現と次につながる攻めの一手とは?
○IT部門に求められてきたのはコスト削減
コスト削減への取組みは長年IT部門の責任者にとって高い関心を持たれてきたものだ。経営層は、直接的な利益を生み出さないIT部門にコスト削減を求めることが多く、部門の担当がいかにそれに対応するかというのが課題だった。
コンピューターの活用について「最初は業務に拘わる人件費を削るところからスタートしましたが、ここ10年ほどはコンピューター管理におけるコスト削減が主流になっています。」と中村氏は語る。
さまざまなソリューションを提供する企業としてユーザー企業と関わる中、サーバ等のハードウェアコストの削減や、データベース管理等のソフトウェア面でのコスト削減はかなり進んできていると感じているという。
「最近はIBM Power8等、ソフトウェアのライセンス価格形態を有効に活用できるハードウェア製品が出てきています。
一方でクリティカルな業務にも活用できるオープンソース製品も増えてきていて、企業としてはコストパフォーマンスの高いシステム構築への取り組みを実現しやすい環境になっています。、まずはそこに取り組み、十分なシステム管理のコスト削減を行うべきでしょう」と中村氏は指摘した。
○削減したコストをどう活かすかが次の課題
コスト削減を達成したIT部門の管理責任者が次に求められる課題が、経営に関わるシステム部門の在り方だ。
「『コストを削減できた』で完了してしまうのではもったいない話です。そこで浮かせたコストをどのように活用するのかを考えなければなりません」と語る中村氏が勧めるのは、新たなソリューションへの投資だ。
IT関連で削ったコストをIT関連で投資することになるが、この時に考えるべき方向はいくつかある。1つはセキュリティの強化や、問題が起きた時に対応するための備えだ。これは企業経営という面から考えた時、利益を守り損失を未然に防ぐための投資ということになる。
もう1つは、積極的に収益をあげるためのシステムへの投資だ。ビジネスアナリティクスなどによって企業活動を支援することを目的とする。
「IT部門を、収益を生み出せる部門に転換する。それが多くの管理責任者に求められている課題です。単純にコスト削減をするだけでなく、削ったコストを活用していかに新しい利益へつなげて行くかということが、今まさに求められている事です」と中村氏は語った。
○IT部門を利益を生み出せる部門にするには?
AITには標的型攻撃に対応する「yarai」シリーズや、ビジネスアナリティクスを実現するための予測分析ソフトウェア「IBM SPSS」など、多くの取扱ソリューションがある。そのどれが、どういった役割を持っているのか、どのような採用事例があるのかなどについて語られる機会が12月11日に開催されるイベント「経営に活かす!戦略的なITコストマネジメントとは!?」だ。
このイベントでは企業のIT関連で大きなコストを割くことになっているデータベース管理について、より安価に利用できるオープンソース製品へ移行することを提案するセッションも存在する。
中村氏はそれを受けて、削減したコストを投資すべき具体的なソリューションについて紹介する予定だ。
「データ活用の具体策としてイメージしやすい予測分析ソフトウェアの活用事例などを中心に、各種事例をご紹介したいと考えています」と中村氏は語る。
コスト削減という大きなミッションを達成しつつある企業や、現在コスト削減に取り組みながら先を見据えた展開について知識を得たいという担当者には、非常に有意義なセッションとなるはずだ。
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