新たな「世界の工場」として注目を集めるメキシコ
メキシコは、(1)大消費地である米国や成長の期待される南米に隣接するという地理的優位性、(2)若く、豊富な働き手、相対的に低く、安定的な賃金といった労働分野の強み、さらに、(3)世界40カ国以上、GDPベースで世界の約6割を占める国々とFTA(自由貿易協定)網を築いており、それらの国々に無税ないし低関税で輸出を行なえるという貿易上の優位性などを強みとしています。これらの強みを背景に、同国は海外からの活発な直接投資や企業進出を導くことに成功し、自動車分野では、米国の"ビッグスリー"はもちろん、欧州や日本の多くのメーカーがメキシコを生産拠点としているほか、韓国メーカーの進出計画も明らかになっています。また、完成車メーカーの生産拡大に伴ない、自動車部品メーカーの進出も加速しており、今後は、自動車関連産業のすそ野の拡がりも、メキシコの成長を支えると見込まれます。
なお、メキシコはTPP(環太平洋経済連携協定)交渉参加12カ国の一つです。
TPPが実現すれば、アジア市場との結びつきが強まるだけに、製造コストの低いメキシコの製造・輸出拠点としての存在感が一段と高まり、新たな「世界の工場」として一層の注目を集めると見込まれます。
(※上記は過去のものであり、将来を約束するものではありません。)
(2014年11月26日 日興アセットマネジメント作成)
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