キャリアななめ斬り! (35) 右脳を使う旅、左脳を使う旅
人の考え方などを示す際に「右脳で考える」「左脳を使う」と表現されることがある。実際の人間の脳の働きについては専門ではないので、こうした表現のどこまでは科学的に正しいのかは分からないが、私もよくこの手の表現を使う。
右脳は、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚の「五感」を司る動物的な脳とされ、これに対する左脳は、文字や言葉などを司り「理屈」などを考える人間的な脳だと言われている。
○右脳と左脳のバランス
また、テレビのバラエティ番組やクイズ番組を視ながらも、「この番組は右脳を刺激する」と思うこともあれば、逆に「このクイズ番組は左脳で考えなくては」と思うことがある。もっとも通常は右脳と左脳の片方だけを要する場合は少なく、テレビ番組ひとつとっても、実際には右脳と左脳の両方が適度のバランスで刺激されているのだろう。
この「右脳と左脳のバランス」という視点で、私はよく「旅」という行動について考えることがある。学生時代から旅好きだったので、国内、海外を問わずよく休暇などに旅に出る。私の学生時代の旅は、とにかく「右脳」を刺激した。
どこに行くもあまり事前に計画を立てず、行った先々で計画を考えたり、次の行き先を考えたりをした。