お歳暮選びに悩んでないですか?今年のポイントは「KA・KE・I・BO」
年の暮れに大切な人やお世話になった人に贈る“お歳暮”。いつも同じものや似たような商品ではつまらないし、せっかく贈るのだから相手に感謝の意味を伝える意味でも喜ばれるものを選びたいと思うと、毎年なかなか悩ましいイベントだったりもする。そこで今回は、市場の動向に精通したマーケティングコンサルタントの西川りゅうじん氏に、2014~15年の世の中の消費傾向や、そのトレンドも踏まえながらも喜ばれるお歳暮の選び方を聞いてみた。
まずは最近の景気動向だが、りゅうじん氏によれば二極化しているという。「アベノミクスで確かに株価は大幅に上がりましたし、景気は回復傾向にあります。ただし、それは一部の大企業に限定されます。超円安でトヨタが過去最高益を出すなど輸出産業や証券会社や不動産業界には80年代のバブル期並みの好況に沸いている会社もありますが、逆に紙業界などは原料費の高騰で厳しい状況です。好景気は中小企業や地方経済にはまだまだ行き渡っておらず、多くの人が給与が増えないのに、消費増税と物価高で家計は余計に厳しくなっています」とりゅうじん氏。
そうした中、今年のお歳暮のキーワードとしてりゅうじん氏が挙げるのが“KA・KE・I・BO”。