FreeBSDプロジェクトの共同設立者、今後10年間のFreeBSDについて語る
FreeBSD 1.0が公開された当時、FreeBSDは規模にかかわらずISP(Internet Service Providers)で使われていたほか、SOHOでエッジサーバやルータとして、また、Yahoo!やHotmailのインフラにおいて使われていたと説明。20年を経てビジネスの事情は大きく変わり、FreeBSDはアプライアンスやゲームコンソール、ソフトウェアアプライアンスといったプロダクトの基盤技術として使われるようになったと指摘している。
また、インストールされる対象が大きく変化したことにも言及。20年前はPCにインストールされることが多かったが、現在では仮想環境やスマートフォン、スマートウォッチ、はてはケーブルに至るまでさまざまなハードウェアで動作しており、そうしたことから、バッテリーのやWi-Fi接続が重要になっていることも指摘している。
こうした状況を受け、今後はさらにシステムのモジュール化を進めて要望に応じた機能を選択しやすくすること、ほかのプロジェクトやベンダーが行っていることを真摯に学ぶこと、より多くの市場を持っているハードウェアのサポートを強化していくことが重要と語っている。