Trend Micro、新たなPOSマルウェア確認 - クリスマス商戦狙いか?
解析結果によると、このPOSマルウェアはまだ開発段階にあると想定されている。柔軟な設定が可能な仕組みになっていることから、年末へ向けた今後の商戦に合わせて本格的に稼働する危険性があるという。
2013年末に発生したPOSマルウェアを利用した大規模な情報漏洩をはじめ、ここ1年は米国におけるPOSマルウェアが猛威を振るっている。この状況は今のところ収束する様子を見せておらず、今後もBlackPOSの亜種、または新しく開発されるPOSマルウェアが猛威を振るうことが考えられる。
インターネットの日常化やインターネットを利用するデバイスの多様化などによって、情報リテラシーが高くないユーザーがこうしたセキュリティ脅威の影響を受けるシーンが増えている。もっとも、情報リテラシの高いユーザーにとっても、最近のセキュリティ脅威の巧みさには目を見張るものがあり、今後も最新の情報を収集するとともに適切に対処していくことが望まれる。