処理が遅くなってきた時に試したいAndroidスマホ向けモニタリングアプリ
○(1)System Monitor
CPUの利用率、メモリやストレージの空き容量、ディスクI/O、ネットワーク、データ通信、アプリとオールマイティにシステムの状況を知らせてくれるアプリが「System Monitor」だ。バッテリーの状況もちゃんと知らせてくれるし、デバイスの温度も測定してくれる。機能の充実度だけでなく、操作性を向上している美しいユーザーインタフェースにも注目だ。
有料版(345円)と無料版(「Lite」)があり、有料版は通知バー、ウィジェット、バックグラウンドモニタリングセッションの保存とスケジュールなど、無料版にはない高度な機能が含まれている。Androidはバージョン2.3(Gingerbread)以上に対応する。
○(2)CCleaner
Windows向けシステムクリーニングソフト「CCleaner」を開発するPiriformが、Android向けに開発したクリーニングソフトが同じ名称の「Ccleaner」だ。
アプリケーションキャッシュ、ダウンロードフォルダ、ブラウザの履歴、クリップボードにあるコンテンツなどをクリーンアップし、最適化することで端末の性能を改善して安全性を確保する。着信履歴やSMSも時系列またはコンテンツに合わせて削除できる。
こうしたクリーンアップ機能に加え、CPUの利用率、RAMやストレージの空き容量などのシステムモニタリング機能もある。Android 4.0(Ice Cream Sandwich)以上に対応しており、無償で利用できる。
○(3)OS Monitor
先に紹介したSystem Monitorが好みではないAndroidユーザー向けにオススメとしているのが、「OS Monitor」だ。UIは黒を基調としており、最新のAndroidよりも少し古い4.0(Ice Cream Sandwich)や4.1/4.2/4.3(Jelly Bean)に合うデザインとなっている。
OS Monitorはシステムのプロセスとネットワーク接続をすべてモニタリングするほか、バッテリー、プロセッサ、ネットワークインタフェース、ファイルシステムなどの情報も把握できる。
バージョン2.3(Gingerbread)以上に対応する。
○(4)CPU-Z
その名のとおり、CPUに関する情報を得られるのが「CPU-Z」だ。CPU-ZもCCleanerと同様にPC向けソフトから派生したもの。
SOC(System On Chip)、システム、バッテリー、センサーのタブに分かれており、SOCではCPUのモデル、コアの数、アーキテクチャ、クロック数といった情報が、バッテリーでは健康状態、温度、状態、容量などが得られ、簡潔な画面が見やすい。Android 2.2(Froyo)以上に対応する。
○(5)Tinycore
先に紹介した4つのツールとは異なり、アプリを開かなくてもシステムをモニタリングができるのが「Tinycore」だ。
インストールすると、スマートフォンの画面上部に常駐して、CPU、RAM、バッテリーの状況を知らせてくれる。もちろん、アプリを開くと細かな情報を表示してくれるほか、カスタマイズ機能も豊富に用意されている。
Androidのバージョン2.2.1(Froyo)以上に対応している。
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