2014年12月3日 10:15
フェンシング日本代表のメダル獲得を支えたデータ分析とは? スポーツアナリスト千葉洋平氏が活用例を紹介
○競技の分析を行う「スポーツアナリスト」
スポーツをいろいろな角度から分析し、実際の試合に勝利するための材料をフィードバックする、という活動がある。こうした分析活動を行うのが、スポーツアナリストという存在だ。日本スポーツ振興センター(JSC:JAPAN SPORT COUNCIL)に所属する千葉洋平氏は、このスポーツアナリストとして活躍している。
競技の分析を行うといえば、日本では古くから野球などで馴染みのあるものだ。この選手はどういったボールを打つのが得意で、打率がどの程度ある、どういうシーンで活躍する、というような情報は素人でも知っている。そうした分析をさまざまな競技でより高度に行うのがスポーツアナリストだ。
「野球、サッカーやラグビー、海外だとバスケットボールやアメリカンフットボールなどでも以前から盛んでした。大きなお金が動く競技やアメリカの4大スポーツなどでは、そういった傾向がありますね。
最近の日本だと、女子バレーボールのアナリストである渡辺啓太氏が有名です」と千葉氏は語る。
女子バレーボールの中継では、監督がタブレットを使って戦術の説明を行っているシーンを見ることができるが、その材料を提供しているのがスポーツアナリストというわけだ。