東京オリンピックの開催と日本の超長期景気波動
前回の東京オリンピック(開催決定:1959年、開催:1964年)の頃の日本はちょうど高度成長期に差し掛かったところで、この前後にインフラの普及が急速に進みました。次の東京オリンピックは、前回から56年後の開催となり、景気循環サイクルの1つで、インフラ更新や技術革新などに伴なう超長期(50~60年周期)の景気波動を指す「コンドラチェフの波」の周期と重なるとみられます。こうしたことから、今後、オリンピック開催に直接関連する施設の整備にとどまらず、既存の幅広いインフラについても、更新や補修等の対策の活発化が見込まれます。例えば、前回のオリンピックの前後に高速道路などの設置が進んだのに伴ない、1970年代初頭にかけて道路橋梁が急増しましたが、建設後40~50年が経過し、今後、劣化損傷が多発する懸念もあり、対応が必要となっています。また、2013年末には「国家強靭化法」が成立し、大規模災害を念頭に事前防災を進めることになっています。今後は、「老朽化インフラ対策」や「国土強靭化」などを中心としたインフラ政策も景気の牽引役としての存在感を高めるものと期待されます。
超長期の景気波動が上昇期を迎えるとみられる中、在庫投資(約40カ月周期)、設備投資(約10年周期)、建設投資(約20年周期)という、より短い景気波動の上昇期も重なるような局面では、景気拡大や株価上昇の勢いが高まるものと期待されることから、各分野の投資動向の行方も注目されます。
(※上記は過去のものであり、将来を約束するものではありません。)
(2014年12月4日 日興アセットマネジメント作成)
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