R・スコット監督、高倉健さんとの思い出語る「優しくて寛大な人だった」
『グラディエーター』などで知られるリドリー・スコット監督は、1989年の『ブラック・レイン』で、11月10日に亡くなった高倉健さんを主人公に起用。このたび、ハリウッドの映画人が高倉さんに寄せる初の公式発言で「彼はいつも協力的で、周りに気を配る人だった」と語り、「ある時、僕はひどい風邪をひきながらタバコを吸い続けていた時期があった。健さんはそんな僕に毎朝『タバコはやめた方がいい』と助言してくれた。風邪がもう6週間も続いていると知ると、『私がそれを治してみせる』と言って翌日には漢方薬を持ってきてくれたりした。その薬を飲んだ2日後にはすっきり治ってしまったのをよく覚えている」とエピソードを披露した。
そして、「お互いにクリスマスカードを送ったり、毎年連絡を取りあう仲だった」と言い、「『ブラック・レイン』の撮影の終わり に、彼からもらった編み細工の美しい籠は今でも大事にとってあるよ。それを見るたびに"ケン・タカクラ"を思い出すんだ」とコメント。
「彼はとても優しくて寛大な人だった。右も左もわからなかった大阪に滞在していた僕たちに、いつも親切に気持ちよく接してくれたことは今でも忘れられない。懐が深い人で、俳優としてもとても素晴らしい人だった」と高倉さんへの思いを語った。
ワールドプレミアでは、エジプト風の装飾が施された深紅のカーペットに、リドリー・スコット監督やモーゼ役のクリスチャン・ベール、ラムセス役のジョエル・エドガートン、名優ベン・キングズレー、モーゼの妻を演じるマリア・バルベルデらが登場。熱気に包まれる中、リドリー・スコット監督は「クリスチャンはパーフェクトにモーゼを演じてくれたし、ジョエルがいなければこの映画はできなかっただろう」とキャスト陣を絶賛し、クリスチャン・ベールは「非常に多く人に大きな意味のある物語なので、この役を正しく演じられるかプレッシャーを感じていた」と打ち明けた。
リドリー・スコット監督が「(自身の作品として)過去最大の予算を投じた」と語る『エクソダス:神と王』は、旧約聖書の「出エジプト記」につづられたモーゼの英雄譚を映画化したアドベンチャー超大作。紀元前1300年、栄華を誇った巨大王国エジプトで王家で養子として育てられたモーゼは、エジプト人に虐げられているヘブライの民を救うため、兄弟同然に育てられたエジプト王ラムセスに反旗を翻し、"約束の地"を求めて旅に出る。そして、"神に選ばれた男"英雄モーゼと、"神になろうとした男"ラムセスを巡る、興奮と感動の物語が繰り広げられる。
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