くらし情報『R・スコット監督、高倉健さんとの思い出語る「優しくて寛大な人だった」』

2014年12月5日 05:00

R・スコット監督、高倉健さんとの思い出語る「優しくて寛大な人だった」

R・スコット監督、高倉健さんとの思い出語る「優しくて寛大な人だった」
俳優のクリスチャン・ベールが旧約聖書の英雄モーゼを演じる『エクソダス:神と王』(2015年1月30日公開)のワールドプレミアが現地時間3日、ロンドン中心街のレスター・スクエアにて開催され、併せて行われたインタビューでリドリー・スコット監督が、『ブラック・レイン』で主役に起用した高倉健さんとの思い出を語った。

『グラディエーター』などで知られるリドリー・スコット監督は、1989年の『ブラック・レイン』で、11月10日に亡くなった高倉健さんを主人公に起用。このたび、ハリウッドの映画人が高倉さんに寄せる初の公式発言で「彼はいつも協力的で、周りに気を配る人だった」と語り、「ある時、僕はひどい風邪をひきながらタバコを吸い続けていた時期があった。健さんはそんな僕に毎朝『タバコはやめた方がいい』と助言してくれた。風邪がもう6週間も続いていると知ると、『私がそれを治してみせる』と言って翌日には漢方薬を持ってきてくれたりした。その薬を飲んだ2日後にはすっきり治ってしまったのをよく覚えている」とエピソードを披露した。

そして、「お互いにクリスマスカードを送ったり、毎年連絡を取りあう仲だった」と言い、「『ブラック・レイン』の撮影の終わり に、彼からもらった編み細工の美しい籠は今でも大事にとってあるよ。

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