ファーウェイ、初の「プレミアム」スマホなどSIMフリー端末を2機種発表 - 発表会にはモー娘。OGも登場
ファーウェイ・ジャパンは12日より、SIMフリーAndroidスマートフォン「Ascend Mate7」「Ascend G620S」を発売する。MVNO各社の提供するSIMサービスが利用できる。本稿では、モーニング娘。OGも出席し賑やかに行われた記者説明会の模様をレポートする。
○日本市場におけるSIMフリー端末のラインナップを拡充
説明会に登壇したファーウェイ・ジャパン副社長の呉波(ゴ・ハ)氏は、冒頭「2014年は、日本市場におけるSIMフリー元年になった。SIMフリー端末が幅広い消費者の認知を得て、今年の携帯市場のトレンドを代表する製品となった」と挨拶した。ファーウェイでも今後、LTEに対応したSIMフリー端末のラインナップを拡充していく考えだという。
Ascend Mate7は6インチのSIMフリーAndroidスマートフォン。
ファーウェイ初の「プレミアム」カテゴリに位置付けられている。価格はオープンで、想定売価は税別49,800円。家電量販店やオンラインショップなどで販売する。Ascend G620Sは「ミドルレンジ」に位置づけられるSIMフリーAndroidスマートフォン、想定売価は税別21,800円となっている。
●中国ではすでに増産体制に入っているAscend Mate7
○Ascend Mate7の発売が来年度以降の製品展開の弾みに
呉波氏は続けて、Ascend Mate7について「今回Ascend Mate7を発売できることで、来年度以降の製品展開の弾みになる」と語り、開発に携わったパートナー企業に感謝の意を表した。その後、舞台にはU-NEXT取締役の二宮康真氏、ジャパンディスプレイ執行役員の境田秀也氏が招かれ挨拶した。
二宮氏は「U-NEXTでは映像配信サービスを提供している。Ascend Mate7にも毎月600円分が無料で利用できるU-NEXTアプリをプリインストールしているので、気軽に使っていただければ。
U-NEXTが提供する使い放題のLTEサービスと、ハイエンドなAscend Mate7の組み合わせなら、MNOよりも良いサービスが実現できるのではないかと思っている」と話した。
境田氏は「ファーウェイさんとの付き合いは長く、ハイエンドモデルに我々のディスプレイを採用していただいている。世界規模で成長するファーウェイさんの成功に、少しはお役に立てているのかなと思っている。Ascend Mate7は中国で先行発売されており、すでに増産体制に入っている。日本でもAscend Mate7がヒットすることを願っている」とAscend Mate7に期待を込めた。
●特別ゲストとしてモー娘。OGが登場!
○世界規模で存在感を増すファーウェイ
続いて、ファーウェイ・ジャパン端末統括本部の吉本晃氏が登壇。同社の事業展開や販売戦略、などについて説明した。
ファーウェイの製品は世界170カ国で販売されており、スマートフォンの出荷台数は現在世界3位の水準だという。Interbrandが発表したブランド価値ランキング「Best Global Bland 2014」では、中国企業として初のランクイン(94位)を果たしている。
今後は、MVNO各社、家電量販店、販売代理店らと緊密なパートナーシップを結び、さらなる拡大が見込まれる日本のSIMロックフリー市場に向けて新製品を拡充していく構えだ。
○ファーウェイ初のプレミアムモデルとなるAscend Mate7
続けて吉本氏は、Ascend Mate7、Ascend G620Sの概要についても説明。Ascend Mate7は、ジャパンディスプレイ製の6インチディスプレイを採用した端末で、プロセッサにオクタコアCPUを搭載しているほか、次世代のLTE通信であるcat.6にも対応している。背面にはワンタッチでアンロックできる指紋認証センサーを搭載。吉本氏は、ファブレットサイズのライバル製品との比較表を例示しながら「他社よりも良い製品になっていると自負している」とアピールした。
Ascend G620Sは、スマホ初心者でも使いやすいミドルレンジモデル。
5インチのディスプレイを搭載し、使いやすいSIMPLE UIを実装している。背面はレザーテクスチャーを採用したデザインとなっている。
○モーニング娘。OGが登壇
発表会の最後には特別ゲストとしてモーニング娘。OGの保田圭さん、石川梨華さん、吉澤ひとみさん、小川麻琴さんが登壇。SIM“フリー”端末にちなみ「自由」をテーマに、賑やかなトークセッションを行った。
「来年、流行するものは」という質問に、吉澤ひとみさんは「ファーウェイ」、小川麻琴さんは「SIMフリー端末」と回答し会場を盛り上げた。(記事提供: AndroWire編集部)