『聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY』石川界人×岡本信彦対談 -「星矢は山寺さんに引き出してもらった力でサガに勝つことができた」

●本気の酸欠になってしまう激しい収録現場
今年6月に公開されたCGアニメーション映画『聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY』のBlu-ray&DVDの発売とデジタル・セル配信が12月5日よりスタートした。
本作は、1985年から1990年にかけて漫画誌『週刊少年ジャンプ』(集英社刊)にて連載された車田正美氏原作の『聖闘士星矢』をCGアニメーション化した作品。原作・TVアニメともに非常に人気の高い、青銅聖闘士(ブロンズセイント)と黄金聖闘士(ゴールドセイント)の激闘が繰り広げられる「聖域十二宮編」が描かれ、「車田正美・熱血画道40周年記念映画」として車田氏自らがタイトルを命名している。監督は『TIGER&BUNNY』シリーズなどで知られるさとうけいいち氏、脚本は鈴木智尋氏が担当。一新されたキャラクターや聖衣(クロス)のデザイン、豪華な声優陣など大きな話題となった。今回はBlu-ray&DVD発売に合わせて、ペガサス星矢役の石川界人、アンドロメダ瞬役の岡本信彦に、作品の魅力や収録のエピソード、お互いの関係性などについて話を聞いた。
──お二人は『聖闘士星矢』世代よりはやや下かと思いますが、作品についてどのようなイメージを抱いていましたか?
石川界人:TVアニメは観ていないのですが、王道・熱血というイメージで、少年漫画におけるバトルものの土台を作った作品が『聖闘士星矢』だと聞いていました。