2014年12月8日 09:00
インフルエンザの薬はいつ飲めばいい? 感染後の職場復帰のタイミングは??
強い感染力のあるインフルエンザ。もし、かかってしまったらどのように対応すればよいのだろうか。ライオンのヘルスケアマイスター・山岸理恵子さんに、インフルエンザにかかってしまった後の治療法や過ごし方について聞いてみた。
○抗インフルエンザ薬は48時間以内が効果的
インフルエンザの治療は"スタートダッシュ"が肝心。早め早めの対処をすることで、薬の効果が変わってくると山岸さんは話す。
「インフルエンザの薬の効果は、症状が出始めてからの時間や病状によって異なり、医師の判断によっては必ずしも処方されるとは限りません。抗インフルエンザウイルス薬は発症から48時間以内に服用することが効果的で、それ以降に服用しても十分な効果が期待できません。症状が出始めたら、なるべく早く病院を受診するようにしましょう」。
主な処方薬としては「タミフル」「リレンザ」「イナビル」などがあるが、どの薬も処方箋(せん)が必要なので医師の指示に従って服用することが大切だ。
ただ、医薬品を服用した後に未成年者や幼児が部屋から急に飛び出すなどの異常行動を起こした例がある、との報告がある。因果関係の有無は解明されていないが、万一の場合に備えて、インフルエンザの処方薬を子どもが服用した場合、親や周囲はしっかりと気をつけるようにしよう。