くらし情報『NEC、空調電力を30%削減するデータセンター向け相変化冷却ユニットを発表』

2014年12月9日 09:49

NEC、空調電力を30%削減するデータセンター向け相変化冷却ユニットを発表

NEC、空調電力を30%削減するデータセンター向け相変化冷却ユニットを発表
NECは12月4日、データセンター向けに、消費電力の削減を実現する相変化冷却ユニットを発表した。

同製品は、サーバの排熱を効率的に移動させる冷却装置を、ラック背面ドアに装着するものである。具体的には、NEC中央研究所が開発した相変化技術を採用し、冷却装置内の冷媒が、気化する際に熱を奪う原理によりラックの排熱を回収して、浮力により配管を通り室外へ移動する。さらに、気化した冷媒は室外で熱を放出して液化し、重力で室内へ戻るため、電力を使わずに自然循環する。また、ラックリアドアの受熱部を多段に構成し、最適な流路設計を行うことでラック内のサーバごとの発熱量にばらつきがあっても冷却ムラを防ぎ、ユニット全体で高い排熱回収率を実現する。これにより、冷却に必要な電力を従来比で30%削減できる他、一般的なシステムでは排熱の約50%を電力を使わずに室外へ運び出すことができるとしている。

また、既設の一般的なラックに取り付けることにより冷却効率を向上させるため、既設の全体空調設備を強化することなくサーバ増設を行い単位面積当たりの処理能力を高めることが可能。HPC用途や同社の「Cloud Platform Suite データセンターパッケージ」

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