迷惑だった祖父母から孫へのプレゼント--「戦隊もの」「虫がわいている本」
祖父母から子供へのプレゼント。大変ありがたいものだが、時に「これは正直迷惑……」と思うものをいただいて、困惑することもある。0歳から15歳の子を持つ母親に実例を聞いてみた。
いつの時代にも男児の心を鷲づかみにするテレビの戦隊ものシリーズ。しかし、関連する玩具は、母親たちにはあまり評判がよくないようだ。その理由は、「音がうるさいのと、パーツを買い続ける仕組みになっているのが嫌だから」(42歳パート 10歳・6歳男児)など、1つのもので完結せずに、十分に満足して遊ぶためには次々と買い足していかなければならないというビジネス的な玩具の在り方を嫌う人の声が多かった。
また、女児の場合は人形セット。「同居の祖父から動物の人形セットをもらった。
女の子の憧れだが、既存の玩具の片付けもままならないのに、『片付けられないものはいらない』という日々の教育が台なしに。一緒に片付けてあげると言っていたのにきかず、案の定リスやウサギは家に帰れず野宿状態」(30歳派遣社員 7歳女児)。
確かに、親にとって玩具というのは"後片付け"という点で、仕事が増える要因。自分で片付けることができない小さな子供は、物が増えていくことが親にとっては大きななストレスにもなる。