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冬のイルミネーションをキヤノン「PowerShot G7 X」で撮る - 1型センサーとF1.8-F2.8レンズが活きる

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冬のイルミネーションをキヤノン「PowerShot G7 X」で撮る - 1型センサーとF1.8-F2.8レンズが活きる
●光学4.2倍ズームを生かしてフレーミングにこだわる
鮮やかなイルミネーションで街中が輝く季節がやってきた。1型の大型センサーと明るい光学4.2倍ズームを搭載した高級コンパクトデジタルカメラ、キヤノン「PowerShot G7 X」を使って冬のイルミネーション撮影を楽しんでみよう。

イルミネーションの撮影は奥が深い。キラキラとした美しい輝きに目を奪われ、夢中になってシャッターを切っても、仕上がった写真は今ひとつ……。その場で感じた華やかな印象は損なわれ、ただ小さな光の点が写っただけの写真になってしまった。そんな経験はないだろうか。

イルミネーションを見栄えよく撮るには、ただ何となくカメラを向けるのではなく、光の輝きをどんなふうに表現したいのか、きちんと狙いを定めて撮ることが必要だ。

○光学4.2倍ズームを生かしてフレーミングにこだわる

上の写真は、レインボーブリッジを背景にして、その手前に設置された光るクリスマスツリーを写したもの。
高い位置に立ち、見下ろすアングルから捉えることで、奥行きと広がりを感じさせる構図を狙ってみた。と同時に、電柱や手摺り、歩行者といった余計な要素を画面からできるだけ排除し、主役であるツリーと脇役である橋の2つだけを際立たせている。

次の写真は、テレ端(最望遠)までズームアップして撮影したもの。レンズのすぐ前にLEDライトをかざすことで前ボケを作り出した。撮影ポジションは上の写真とほぼ同じだが、焦点距離を変えてプラスαの工夫を加えたことで、まったく違った雰囲気に仕上がった。

多くのイルミネーションスポットでは、撮影ポジションが限られるが、ズームを利用して無駄のない構図を選ぶことが、イルミネーションを美しく撮るための第一歩といえる。

PowerShot G7 Xは、胸ポケットにも収まる薄型軽量ボディでありながら、大口径の光学4.2倍ズームを備えることが魅力のひとつ。焦点距離は35mm判換算で24~100mm相当をカバーする。
このズーム域があれば、引きの構図から寄りの構図まで幅広く選べる。

下の写真は、ズームの中間位置を利用し、気になった部分を切り取るような感覚でフレーミングしたものだ。

●絞りをコントロールして効果的なボケを作り出す
○絞りをコントロールして効果的なボケを作り出す

イルミネーションの見栄えを高めるには、「ボケ」を上手に利用することが欠かせない。イルミネーションの光源であるLEDは、くっきりとピントを合わせると小さな点として写るが、ピントを外せば丸いボケとして表現される。つまり、ピントを合わせるポイントを、LEDの位置から遠ざければ遠ざけるほどボケ量が増え、丸ボケは大きく写る。

下の写真は、カメラの手前に置いた小さな汽車のオモチャにピントを合わせることで、その背後にあるイルミネーションを丸ボケとして表現したもの。ズームはテレ端を使用し、絞りは開放値のF2.8にセットした。

一般的に、レンズ一体型のコンパクトデジカメはボケの表現があまり得意ではないといわれている。
センサーサイズが小さく、それに比例して焦点距離が短くなるためだ。だが、PowerShot G7 Xの場合は、1型というコンパクトデジカメとしては比較的大きなセンサーを搭載しているため、近接撮影であれば、こうしたボケの表現が楽しめる。しかも、レンズの開放値が明るいので、ボケ調整の自由度は高い。

下の3枚の写真は、絞り値によるボケの度合いを比較したもの。ピントは手前にあるクリスマスツリーのシルエットに合わせている。絞りの数値を小さくするほど、背景のボケが大きくなることがわかるだろう。

こうした背景に生じる「後ろボケ」だけでなく、「前ボケ」を取り入れるのも効果的だ。下の写真は、手前にあるLEDに大接近しつつ、奥のツリーにピントを合わせて撮影したもの。
大きな前ボケが生じたことで、写真がいっそうきらびやかなイメージになった。

なお、イルミネーションの強い光によってAF(オートフォーカス)が合いにくくなる場合はMF(マニュアルフォーカス)に切り替えよう。PowerShot G7 Xのマニュアルフォーカス機能では、部分の拡大表示を見ながら、手動による厳密なピント合わせが行える。

●多彩な撮影機能を活用して光の色を演出する
○多彩な撮影機能を活用して光の色を演出する

イルミネーション撮影では露出に対する気配りが必要だ。多くのイルミネーションは明るい部分と暗い部分の差が大きいため、フルオートで撮影すると、構図によって暗く写ったり、明るく写ったりすることがある。液晶モニターの表示をしっかりと確認しながら、適時露出補正を加えるようにしたい。撮影モードをマニュアルに設定し、狙いに応じた露出に固定して撮るのもいいだろう。マニュアル露出モードは、いったん最適な値に設定すれば、構図やアングルを変えても露出にバラツキが生じないことがメリットだ。


下の写真は、マニュアル露出モードを利用して、絞りをF4に、シャッター速度を4秒にセットして撮影したもの。実際の見た目はこれよりももっと暗いが、こうした夜景では明るめの露出で撮ったほうが、より華やかな印象になるケースが多い。

PowerShot G7 Xでは、マニュアル露出モードを選んだ場合、レンズ部のコントローラーリングによって絞り値を、背面のコントローラーホイールによってシャッター速度をそれぞれ1/3ステップでダイレクトに切り換えられるのが便利だ。

さらに、色にもこだわってみよう。下の写真は、ホワイトバランスの設定を変えることで、画面全体の色調を変更して撮影したもの。イルミネーションの撮影では見た目に忠実な色ではなく、こうして黄色っぽくしたり、ピンク色っぽくするなど、あえて色を加えて撮るのも効果的といえる。

PowerShot G7 Xのホワイトランス設定画面では、背面のボタン操作で任意のプリセットホワイトバランスが選べるほか、コントローラーリングの回転によって色味の補正が行えるようになっている。

さらに、もっと大胆に色や露出を変更したい場合には、PowerShot G7 Xの「クリエイティブショット」を使うといい。
これは、1回のシャッターでオリジナルの画像に加え、カメラが自動的にエフェクトを加えた5種類の写真を記録できる機能だ。より印象の強い写真が撮りたいときに役立つ。

このほか、「トイカメラ風」や「ジオラマ風」など8種類のエフェクトが選べるクリエイティブフィルターや、暗部から明部までの階調を滑らかに再現するHDR(ハイダイナミックレンジ)機能を利用してイルミネーションを撮るのもいいだろう。

PowerShot G7 Xは、気軽に持ち運べるコンパクトボディでありながら、本格的なマニュアル撮影から気軽なオート撮影まで、幅広い使い方ができるカメラだ。自由な発想でイルミネーション撮影が楽しめる。

なお、キヤノンではグレートジャーニーキャンペーンを12月24日まで実施中だ。WEB上で購入宣言をしてPowerShot G7 Xを購入すれば、先着7777名に「オリジナルネームタグ&ハンドストラップセット」がプレゼントされる。さらに抽選で4種類の賞品が当たるチャンスもある。
購入を検討している人は、この機会を逃さず利用したい。

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