駅や鉄道車両のバリアフリー化が進み、車椅子利用者やお年寄りにとって便利になってきている。このバリアフリー化はベビーカーを使うパパやママにとってもありがたい。しかし、旅行や帰省時に利用する新幹線では、ベビーカーの置き場に困ることも。通路に置こうとしても、人が行き来する時には恐縮だし、車内販売のワゴンが通過時には移動させないとワゴンが通れない。
そこで、鉄道ライターの杉山淳一さんに新幹線利用時のベビーカーの置き場について聞いてみた。
○ベビーカーを置きやすい座席
「時々、ベビーカーの置き場に困って恐縮している親御さんを見かます。周りの乗客から邪魔だと思われてないかな……などと気にされる方も多いと思います。でもそれはベビーカーだから、というわけではないんですね。
日本の鉄道はバスや航空機に比べて、大きな荷物を持つ旅への配慮が行き届いていません。そうかといって、利用しないわけにも行かないので、利用者側でなんとか工夫していきましょう」。
具体的には、「新幹線の場合は、車両の前後端の座席がオススメです。デッキへの出入り口のそばです。ここは背もたれと壁の間にゆとりがあって、荷物が置けますし、ベビーカーも畳めば置けます。