世界の朝食 (5) 「これが朝食!?」 食べ応えが半端ないニュージーランドの規格外プレート
○簡単な朝食+モーニングティ
朝食のスタイルは都市か地方かでも変わってくるが、最近の傾向では忙しいビジネスパーソンでもささっと食べられるシリアルやミューズリー、シリアルバーが朝食の定番のよう。パンなら、ボーゲル・ブレッドと呼ばれる穀物をたっぷり使ったパンにマーマイトと呼ばれる酵母からできたペーストを塗ったり、ベイクドビーンズやアボカド、缶詰めのスパゲティをパンにのせて食べたりなど、比較的簡素なものを朝食に選んでいる。
そして、簡素な朝食を補う役割としても、英国伝統のモーニングティとアフタヌーンティ文化がニュージーランドには根付いている。ニュージーランドの一般的な会社には、10時と15時に15分程度のモーニングティとアフタヌーンティの時間があるようで、スコーンやキャロットケーキのようなお菓子とともに、紅茶やコーヒーで小休止をするという。町のカフェにはこうしたお菓子もそろえられているが、どれもサイズが大きく、クリームがたっぷりだ。
○肉も卵もポテトもドーン!!
街のカフェに行くと様々な朝食が楽しめるが、ニュージーランドならではというと、一日中食べられる「ビッグ ブレックファスト」だろう。ただし、これを注文するなら覚悟が必要だ。カフェによって内容は異なるが、ベーコン、ソーセージ、目玉焼き、ハッシュドポテト、焼きトマト、トーストが一般的なメンツ。「どうぞ」と目の前にプレートが来た時、そのあまりのボリュームについ笑ってしまった。
筆者が食べた「ビッグ ブレックファスト」は17.9NZドル(約1,650円)。肉汁があふれ出す巨大なソーセージ、カリっとした歯ごたえのベーコン、味に変化をもたらしてくれるトマトレリッシュ、ホクホクのハッシュドポテトを2つ、目玉焼きを2つ、トーストを食べて……と言いたいところだが、やはりひとりでは食べきれなかった。
「本当にこれを朝食に食べるんですか?」と地元の人に質問したところ、朝食というよりかは昼食で食べる人が多いとのこと。カフェは夕方くらいまで開いているようなので、好きな時間に「ビッグ ブレックファスト」をチョイスするようだ。
とは言え、プレートはシェアするのではなくひとりで食べるのが一般的だという。
もちろん、「ビッグ ブレックファスト」以外にも、エッグ ベネディクトやサンドイッチ、ベーグル、トーストなど、日本でも知られているメニューも朝食に登場する。カフェで周りを見てみると、がたいのいい男性が店員と談笑していた。ニュージーランドのエネルギッシュな人たちにとってぴったりの朝食が、この「ビッグ ブレックファスト」なんだろうなと確信した。
※1NZドル=91.9円で換算。記事中の価格・情報は2014年12月取材時のもの
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