2014年12月17日 07:00
IBMのサーバ事業売却、HP分社化はチャンス - Dellのエンタープライズ事業幹部
●好調なサーバ、ストレージ、ネットワークのビジネス
PCメーカーとしてスタートしたDellは現在、エンタープライズベンダーに転身する戦略を進めている。最大の転機となったのは1年前の株式非公開化だろう。それから1年、創業者Michael Dell氏の指揮の下でDellはストレージなどの主要市場でシェアを伸ばした。今回、アジア太平洋・日本地区でエンタープライズソリューション事業部を統括するバイスプレジデントのPeter Marrs氏にエンタープライズ市場とDellの戦略について話を聞いた。
--この1年、Dellのアジア太平洋・日本地区のエンタープライズ事業はどのように推移したのか。--
Marrs氏: 非公開企業なので数字は公開できないが、2桁成長を遂げることができた。営業への投資、チャネルへの投資、そして戦略へのフォーカスが実を結んだ一年だったと言える。
サーバはシェアトップを維持し、ストレージも内部と外部のテラバイト総出荷ベースで首位だ。
ストレージ全体では第3四半期に2桁成長を実現しており、今四半期も2桁成長を維持できると見込んでいる。なかでも、iSCSIは連続で1位を達成しており、IDCの調査では第3四半期に前四半期比で成長したのは当社のみだ。