iOS向けブラウザ「Opera Coast 4.0」発表 - 表示データ圧縮エンジンも搭載
Opera Coast 4.0は4月に公開されたバージョン3.0以来のメジャーリリースとなる。新機能として、ニュースフィードを表示する「ディスカバー」が加わった。インターネット上にあるさまざまなコンテンツの中からユーザーに最適なものを見つける機能で、Opera Coastを開き、下方向にスワイプし、検索キーワード入力画面にいくと、ディスカバーとしてインターネット上の記事が表示される。
これをタップすると記事にアクセスできる。
横方向にスワイプすることで他の記事が表示される。Operaはディスカバー機能について、「ブラウザの習慣をうちやぶり、ユーザーを自由にする」として、いつも同じサイトばかりを訪問しているというユーザーに新しいコンテンツを表示する、と狙いを説明している。
また、Operaが一部既存ブラウザで搭載する「Opera Turbo」エンジンも搭載した。Webページのデータを圧縮することで、回線速度が遅い環境でもWebページのダウンロードや表示を高速化する機能で、低速ネットワーク、混雑したWiFi、契約データ量に制限があるなどの状況に適しているとのこと。自動モードに設定しておくと、2Gなどの低速ネットワークや国際ローミング利用時に自動でオンになるという。
共有機能も導入した。メール、Facebook、Twitter、LINE、AirDropなどでブラウザ上のコンテンツを容易に共有できるもので、ボタンを押すことで指定したサービスでのメッセージやSNSへの投稿ができる。
同期機能も加わり、対応する端末でAppleの新機能「ハンドオフ」を利用できる。
ハンドオフはBluetoothとiCloudを利用するMac OS X YosemiteとiOS 8の連携機能で、Opera Coastで見ていたWebページを、別の対応端末で続きから見るなどのことができるという。このほかにも、ランドスケープモードへの対応、SafariのリンクがOpera Coastで開ける連携機能なども加わっている。
Opera Turbo 4.0はiOS 7.0以降に対応、端末は iPhone(4以降)、iPad(2以降)、iPod Touch(5以降)で動作する。