2014年12月17日 18:09
私たちの口座情報をサイバー犯罪から守るには - Norton担当者が個人を標的とした攻撃の動向と対策を説明
サイバー犯罪者はどのような手口で口座情報やクレジットカード情報を狙っていて、私たちは何に気をつけなければならないのだろうか。本稿では、シマンテックのノートンビジネスユニット プリンシパルプロダクトマネージャーであるJordan Blake氏が、個人を標的としたサイバー攻撃の動向とその対策について、シドニーでのメディアツアーで語った内容についてご紹介する。
○日本は世界2位のトロイの木馬感染国、年末はランサムウェアに注意
Blake氏が近年の動向としてまず挙げたのは口座やカードの情報を狙ったトロイの木馬が増えている点。正規の手続きの中に偽の記入フォーマットを紛れ込ませ、それに個人情報を打ち込ませるMan in the Browserと呼ばれる攻撃や、パスワードを入力する際にスクリーンを撮影することで仮想キーボードでの入力情報を盗み見るなど、攻撃方法の巧妙化・多様化が進んでいる。国別で見ると日本はアメリカに次いで2番目に感染数が多く、以下英国、ドイツ、カナダと続く(2013年Q1時点)。
また、近年話題となっているランサムウェアについて同氏は「これまで偽アンチウイルスを好んでいたサイバー犯罪者がランサムウェアへと移行している」