くらし情報『中国の新型ロケット「快舟」 - その謎に包まれた正体を追う (1) 彗星の如く現れた快舟ロケットと快舟一号』

2014年12月19日 11:17

中国の新型ロケット「快舟」 - その謎に包まれた正体を追う (1) 彗星の如く現れた快舟ロケットと快舟一号

中国の新型ロケット「快舟」 - その謎に包まれた正体を追う (1) 彗星の如く現れた快舟ロケットと快舟一号
中華人民共和国は2014年11月21日、地球観測衛星「快舟二号」を搭載した「快舟」ロケットの打ち上げに成功した。快舟ロケットは昨年9月25日に、1号機が突如として打ち上げられ、以来その正体をめぐって、さまざまな憶測がなされてきた。

衛星の快舟二号もまた同様に、昨年快舟ロケットの1号機で「快舟一号」が打ち上げられ、今回がその2機目となるが、やはり当初は謎に包まれていた。

本稿は、公開されている情報などから、快舟ロケットと、快舟一号、二号の正体を推測したい。

○彗星の如く現れた快舟ロケットと快舟一号

快舟ロケットが初めて打ち上げられたのは、2013年9月25日のことだ。このとき、打ち上げ前はもちろん、打ち上げ後も、中国はその姿かたちや性能については、ほとんど明らかにしなかった。だが「謎のロケットが打ち上げられるようだ」という情報は、打ち上げの3日前である9月22日に、中国の宇宙開発ファンらによって知られてはいた。

きっかけとなったのは「NOTAM」だった。
NOTAM(ノータム)とは、通常、ロケットの打ち上げを行う際に発行される航空情報のことで、そのロケットが飛行する経路と時間などを通知し、その周辺を飛行する予定の航空機などに注意を呼びかけるものだ。

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