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「mineo」が来年2月より料金値下げ! - 依然としてiOS 8には対応せず

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「mineo」が来年2月より料金値下げ! - 依然としてiOS 8には対応せず
●1GBプランが850円で利用可能に
ケイ・オプティコムは、同社が運営するMVNOサービス「mineo(マイネオ)」の利用料金を来年2月1日より値下げするとして、18日都内で記者発表会を行った。今月24日にはローエンド向け端末も投入し、mineoのコンセプトである「必要なものを、必要なだけ」を拡大し、従来よりもさらにユーザー本位に立ったサービスを目指すという。

mineoではこれまで、基本データ容量が1GB/2GB/3GBの3種類の料金プランが用意されていたが、競合他社は通信容量の増強する動きを見せていた。これに対し、mineoではユーザーの利用実態や要望を調査し、通信容量1GB未満のユーザーが7割近くもいることを確認した。mineoでは翌月までパケットを繰り越せるため、ますますパケットが使い切れないというユーザーも多い。こうした実態を踏まえ、1GBプランをそのまま残して低価格化したほか、2GBプランを従来の1GBプランと同料金に設定し、3GBプランはヘビーユーザー用に4GBへ増強し、値下げも断行している。

新旧料金プランの比較表は以下の通り。

新規契約の1GBユーザーには、実際にパケット量がどの程度になるかを体感するべく、利用開始月に1GB分のボーナスパケットをプレゼントするキャンペーンを実施する。
初月でどのくらい利用するかを確認し、翌月から1GBと2GBを選択できるようになっている。なお、すでに「1GBパケットギフトキャンペーン」(2015年1月31日まで)が実施されており、新プランの開始前から980円で2GBの通信容量を試すことができる。

なお、これまであった「直近3日間で通信量が500MBを超えたユーザー」に対する速度制限は新料金プランの導入とともに撤廃されるほか。高速通信用の容量(基本データ容量)をオン/オフできる「ターボ機能」を来春より提供予定。普段は低速モードでデータ容量を節約しておき、いざというときに高速通信を容量いっぱいまで使いたい、といった使い分けが可能になる。

このほか、12月からはデータ通信プラン向けにもSMSオプションを無償で提供しており、SIM交換なしでSMSを使ったウェブサービスの認証を行えるようになっている。

●新端末とモバイルルーターをラインナップ
○エントリー向け端末とモバイルルーターを投入

mineoではこれまで、フルスペック端末の「AQUOS SERIE」(シャープ製)と、ミドルレンジ向けの京セラ「DIGNO M」(京セラ製)を導入し、ワンセグ・フルセグやおサイフケータイといった大手キャリア向けモデルと同等の機能を持つAndroidスマートフォンを提供してきた。今回、ここにエントリーモデルとして月額2,000円以下で利用できる「LUCE」(京セラ製)と、初のモバイルルーターとして「Aterm」(NEC製)をラインナップし、幅広い顧客のニーズに応えるとしている。


LUCEに関しては、18日よりサービスを開始したKDDIバリューイネイブラーの「UQ mobile」にもほぼ同スペックのAndroidスマートフォン「KC-01」(京セラ製)があるが、この2機種は同一の海外仕様の機種がベースとなっている。ただし、LUCEには耐衝撃性能があるが海外ローミング機能がないなど、客層的によく使われる機能を中心にカスタマイズされており、全くの同一機種ではないという。

展示会場でLUCEに少し触れる機会があったが、ローエンド向けということで解像度もqHD(960×540ピクセル)と今時のモデルとしては低解像度ながら、片手でも持ちやすいサイズで使い易い印象だ。ウェブやメール、SNSや一部のゲームなどを中心に使う程度であれば、特に不満はなさそうだ。

●iOS 8には依然対応せず
○iOS 8での利用はまだ未解決

発表会では冒頭、iOS 8でのmineo利用に問題が起きていることを謝罪するとともに、この問題が長期化しており、KDDI、アップルとも協力して調査中であることを明らかにした。問題の原因は明らかにされなかったが、iPhone側の独自仕様などが原因となっているようで、ケイ・オプティコム側だけで解消できる問題ではなくなっているとのこと。iOSのアップデートなどで解消されることを待っている状態だが、決してiOSのサポートをおろそかにしているわけではないという。

また質疑応答では、au網を使うことに関して、ドコモ網と比べるとコストが高いものの、繋がりやすさや通信品質の面でメリットがあるとし、実際、現行のユーザーは品質重視の方針を受け入れているとしている。
安かろう悪かろうのドコモMVNOに対し、高品質なサービスで差別化する構えだ。同じau網を利用するMVNOであるUQ mobileの参入については、対応端末の調達などで有利に働くといったメリットもあるとした。

同社はこれまで宣伝などをネット中心に行い、直近で4万2000人の加入者を集めてきたが、1月からは全国でテレビコマーシャルを開始することで認知度の向上を図り、初年度10万件の達成に向けて大規模なプロモーションを実施する。MVNO自体の認知度も高まり、ドコモ網一辺倒だったMVNOキャリアに、プラチナバンドLTEのau網を選択する自由が生まれているのは、ユーザーにとっても歓迎すべき現象だ。iPhoneユーザーにとっては利用できない日が続くのが惜しまれるが、この問題がはやく解決し、あらゆるスマートフォンユーザーにとっての選択肢になることを祈りたい。

(記事提供: AndroWire編集部)

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