2014年12月23日 08:19
Apple、OS X向け緊急セキュリティアップデート公開 - NTPの脆弱性に対応
米Appleは12月22日(現地時間)、緊急セキュリティアップデート「OS X NTP Security Update」をリリースした。対象となるのは、OS X Yosemite(v10.10.1)、OS X Mavericks (v10.9.5)、OS X Mountain Lion(v10.8.5)など。NTP (Network Time Protocol)サービスを提供するソフトウエアの致命的なセキュリティの問題を解決するアップデートで、対象となるユーザーに可及的速やかにアップデートを実行するように呼びかけている。アップデートはApp Storeアプリの「アップデート」タブから行う。
セキュリティアップデートの対象となっている問題についてAppleは調査を継続しており、ユーザー保護を優先して詳細を公開していない。セキュリティアップデートの概要によると、バッファオーバーフローが引き起こされる問題が存在し、ntpdプロセスの権限で第三者が遠隔から任意のコードを実行できる危険がある。アップデートは、この問題を悪用した攻撃を防げるようにエラーチェックを改良する。
NTP(時刻同期)はPCやサーバーなどネットワークに接続する機器が正確な時間を取得するためのプロトコルである。