「自由に使えるお金はないと思え! 」--子育て共働き世帯がお金を貯めるコツ
共働き世帯の場合、子供ができたら急に家計が厳しくなり、貯金ができなくなったという話をよく聞く。確かに子供の費用が別途かかるのは確かだが、実は他にも理由がある。今回は、子育て中の共働き世帯向けて「お金をためるコツ」をファイナンシャル・プランナーの菅田芳恵さんに解説していただく。
○自由に使えるお金はないと考える
「両方が働いているから金銭的には大丈夫」という安心感が夫婦2人にあると、お互いが自分のお金を自由に使ってしまいがちに。実は、これが共働きの世帯が陥る落とし穴なのです。子供の費用は妻が出すから、夫が出すからと、誰が負担するかきちんと決めないままだらだらと今までの延長で家計を管理していると、「子供の教育費がない! 」と将来大変なことに。まずは、子供のお金は誰がだすのかという費用負担、そして年々増えていく教育費も含めてきちんと話し合うことがポイントです。
家族が増えると、当然のように衣食住すべてにおいて出費が増えていきます。
特に大きな出費が保育園の費用です。認可外の場合、時短勤務をしているとお給料の大半が消えてしまうこともありえます。仕事が忙しいときには、延長保育で別途費用がかかることも考えられます。