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「分配金の引き下げ=損」とは限りません

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「分配金の引き下げ=損」とは限りません
毎月分配型ファンドは、安定した収益分配をめざして運用していますが、市況悪化の影響などを受け、基準価額が値下がりしたときなどには、分配金を引き下げることがあります。分配金が引き下がると、受け取る分配金額が減ることで損をしていると感じるお客様も多いようですが、果たして「分配金の引き下げ=損」なのでしょうか。

そこで今回は、分配金を引き下げることで、ファンドにどのような効果が期待できるのか押えていただきたいと思います。

分配金は、(1)分配対象収益(利子・配当等収益、有価証券売買益、過去の収益の繰越分など)、(2)基準価額の水準、(3)運用環境(将来性)などを考慮し、総合的に判断して決定します。基準価額が値下がりしたときなどには、それぞれのファンドで定められている分配方針に基づき、分配金を引き下げることもあります。また、分配対象収益が少なければ、たとえ前回の決算日より基準価額が値上がりしていたとしても分配金を引き下げることもあります。

では、引き下げることで払い出されなかった分配金はどこにいくのでしょうか。分配金はファンドの中から支払われるため、「分配金の払い出し=運用資産の減少」となりますが、分配金を引き下げることで、払い出されなかった資金がファンドの運用資産として残ります。
運用に振り向けられる資金が多くなることで、投資対象資産が上昇する局面では投資効果が高まる要因となります。

前回の「こよみVol. 70」でトータルリターンについてご紹介したとおり、お客様の投資成果は、基準価額と投資期間中に受け取った分配金の合計です。分配金額が減ったとしても、その分は運用資産として残っているので、「分配金の引き下げ=損」とは限りません。

今後は、分配金だけではなく、ファンドが投資している資産の見通しを立てながら、投資判断をしてみてはいかがでしょうか。

(2014年12月30日 日興アセットマネジメント作成)

●日興アセットマネジメントが提供する、コールセンターに寄せられたお客さまの素朴な疑問に、毎回漫画入りでわかりやすく回答する「こよみ」からの転載です。→「こよみ」

※1 当資料は、日興アセットマネジメントが投資信託の仕組みについてお伝えすることなどを目的として作成した資料であり、特定ファンドの勧誘資料ではありません。また、当資料に掲載する内容は、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。なお、掲載されている見解は当資料作成時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。


※2 投資信託は、値動きのある資産(外貨建資産には為替変動リスクもあります。)を投資対象としているため、基準価額は変動します。したがって、元金を割り込むことがあります。投資信託の申込み・保有・換金時には、費用をご負担いただく場合があります。詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。

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