2015年1月7日 11:49
長野市民病院、大規模災害に備えた電子カルテの保全にMicrosoft Azure採用
日本マイクロソフトは1月6日、長野市保健医療公社 長野市民病院がマイクロソフトのクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」を採用したと発表した。
55万人が暮らす長野医療圏の中核をなす医療機関の1つである長野市民病院では、大規模な災害発生時にも確実に診療継続できる体制を整えるべく、電子カルテなどの院内システムに関しても冗長化を図ってきた。
東日本大震災や長野県北部地震を経て、遠隔地へのデータ バックアップの重要性を実感。以来、適正なコストで、安心、安全な運用が保証されるソリューションを3年にわたって探し続けた結果、理想的なソリューションとして選んだのが、Microsoft AzureとQNAP Turbo NASだったという。
QNAP Turbo NASは、信頼性と拡張性を備えた小型のストレージで、HDD2台でRAID構成を組み、万一基盤が破損した場合でも、新しい筐体を用意して、HDDを差し替えるだけで復旧。長野市民病院では、このQNAPをデータの入り口として、1日1回、圧縮、暗号化した電子カルテ データのフルバックアップをMicrosoft Azure上に保存する。