"キー"は着脱式に! 液晶ペンタブレット「Cintiq 27QHD」を使ってみた (2) 画面の解像度と性能
Cintiq 27QHDの接続を終えて電源を入れると、27インチというサイズに圧倒される。筆者は普段27インチのiMacを使っているので、見慣れたサイズなのだが、実際に描く距離で見ると実に広大に感じる。596.7×335ミリという画面サイズは、およそA2サイズ。マンガの原稿用紙(B4)2枚分の表示エリアだ。このサイズに2,560×1,440ピクセル(WQHD)を表示する。
コンピュータと繋いでみて気がつくのは、文字の大きさだ。
従来の大型Cintiqは画面の表示が粗い印象があったが、27QHDではその印象が払拭されている。
実際の表示性能を比較してみると
となり、27QHDの画面解像度が増しているのがわかる。109PPIは、標準的な27インチモニタやノートパソコンで一般的な密度。iMacやMacBookで見慣れている密度であり、画面上でメニューなどが大きく表示される違和感が払拭されている。広くなったエリアはピクセル数で見るとPhotoshopのパネルエリアに匹敵するサイズだ。この差は大きい。
画面を含む本体前面は一枚ガラスで覆われており、全体がアンチグレアコーティングされている。その表示は非常に明るく鮮明だ。
今回、ドライバソフトウェアが間に合わず試すことができなかったが、画面の明るさなどはソフトウェアで調整することになる。
スペックを見ると最大輝度330cd/m2、コントラスト比970:1と、24HDからさらに性能が向上している。ビデオカードに依存するが、30bitフルカラー(1原色1024階調)にも対応し、Adobe RGBカバー率97%を実現している。また、厳密なカラーマネジメントのために、専用の「WACOM Color Manager」がオプションで用意される。これは測定器と、専用のソフトウェア(X-rite社製)でカラーキャリブレーションを実現するものだ。
画面を表示させてみて、なるほどと感じた。従来の24HDなどでは、2重になったベゼルのデザインのため、画面が小さく押し込められたような印象だったが、27HDのシンプルな本体デザインでは、明るく広大な表示がとても映えるのだ。これは創作意欲をかき立てられる。
次回は実際に描写してみてのレポートをお送りする。