トレンドマイクロ、パターンファイル不要のウイルス対策ソフト最新版
TMSLは、システムの特定用途化(ロックダウン)により、不正プログラムの侵入・実行を防止するウイルス対策ソフト。パターンファイルが要らず、大容量のパターンファイル読み込みやウイルス検索によるシステムパフォーマンスの低下がない。
そのため、安定稼働が重視される制御システム(組立工場の生産ラインなど)や組込機器(ATM、POS、工作機械、分析装置、デジタルサイネージなど)といった特定用途端末、クローズド環境にある端末などを効果的に保護できるという。
また、脆弱性攻撃対策機能も搭載しており、USBなどの外部記憶媒体やネットワークなどを介して行われる脆弱性を利用した攻撃や、 実行中のプロセスに対する攻撃を防止。このように、未知の脅威や脆弱性攻撃からも端末を多層的に守ることができるため、新たな脆弱性などへの修正プログラムが提供されないサポート切れOSなどいわゆるレガシーOS搭載端末のセキュリティ対策としても有効となる。
新バージョンでは、セキュリティの運用を向上させる集中監視、代理ウイルス検索、原因分析などの機能を実装した管理ツール「管理コンソール」と、不正プログラムや誤操作によるファイルの改ざんを防止する「書き込み制御機能」を新たに搭載。これにより保護対象の端末に導入する「エージェント」に搭載し、システムの安定稼働における安全性を向上させる。
製品ラインナップおよび参考標準価格は次のとおり。
なお、TMSL スタンダード for Client OS / Server OSの新規購入(2015年3月27日同社受注確認分まで)を対象に、同社参考標準価格より20%OFFのキャンペーンを行う。