2015年1月9日 04:52
IPAの今月の呼びかけ(1月) - 2014年を振り返り、そして、2015年は
IPAは、コンピュータウイルスや不正プログラムの状況分析から、「今月の呼びかけ」を発表している。今月は、2014年で取り上げたセキュリティ事案を振り返るとともに、今後のセキュリティ対策について呼びかけている。2014年の「呼びかけ」では、
スマートフォン (5月、6月、9月、12月で呼びかけ)
クラウドサービス (2月、10月で呼びかけ)
インターネットバンキング (7月、8月で呼びかけ)
と個人ユーザーに向けたものが多かった。やはり、個人のセキュリティ対策は無視できない。
○普及が進むスマートフォン、セキュリティにはいっそうの注意を
まず、図1をみていただきたい。
旧来の携帯電話から、急速にスマートフォンへの移行が進んでいるという現状が浮かびとれる。その一方で、IPAに寄せられる相談件数の推移が、図2である。
普及の進み以上に、増加しているようにも見える。
それを裏返せば、さまざまな脅威が存在しているといえる。一見するとまったく普通に見えるようなアプリが、実は不正なアプリであったことも多々ある。これらには、正式なアプリサイトでも潜む危険性である。さらには、スマートフォンでは、PC以上に個人情報が保存されている。