BALLISTIK BOYZ、コロナ禍で楽器に挑戦「自分たちの新たな武器に」
●1周年記念日にグループチャット「より頑張っていこう」
7人組ダンス&ボーカルグループ・BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBEが10日、デジタル配信限定で新曲「SUMMER HYPE」(サマーハイプ)をリリース。BALLISTIK BOYZらしい力強さも残しつつ、これまでになかった爽やかなサウンドのサマーチューンで、表現の幅の広がりが感じられる一曲となっている。
今年5月22日にデビュー1周年を迎えてから初の楽曲で、新たな魅力を見せた7人にインタビュー。デビュー1周年を迎えた心境やメンバーの近況、今後について話を聞いた。
――5月22日にデビュー1周年を迎えられましたが、かみしめましたか?
砂田:「あっという間だね。1年間いろいろあったね」というのはみんなと話しました。そして、「これからより頑張っていこう」と。
日高:忘れられないですね。
しっかり刻んでいます。
――みなさんで連絡を取り合ったんですね。
砂田:そうです。グループチャットがあって。
海沼:全員成人になったので、それも大きかったよね。
砂田:5月に僕がなって全員成人に。
――成人を迎えられて心境の変化は大きかったですか?
砂田:もう20歳になってしまったのかと思いました。もちろんみんなと一緒にお酒が飲めるようになったりというのはうれしいですが、もうちょっと10代でいたかったなという思いもあります。
ちょっと得できるというか、10代なのにすごいねって言われるときもあるじゃないですか。同じことやっても、20歳と19歳ではだいぶ見られ方が変わるので。
海沼:確かに。10代っていいよね。
――この世間の状況の中、新曲を世の中に出せるというのは喜びも大きいのかなと思うのですが、いかがでしょうか?
砂田:そうですね。こういう世間の状況ということで、出すか出さないかという話になっていたのですが、デジタルで配信できることになって自分たちもすごくうれしいです。
――エンタメ界も苦しい状況が続いていますが、この期間を生かして今後プラスにしていけたらということはありますか?
日高:このような期間があったことで、自分たちの得意なことや新しく挑戦したいと思っていたことにチャレンジすることができたので、それはプラスになったと思います。自分たちの新たな武器になったというか、この時間も無駄ではなかったと思っています。
――具体的にどんなことにチャレンジされたのでしょうか。
日高:僕はピアノを買って始めたり、パソコンも買って作曲の勉強もしたり。とにかくこの期間は、7人全員が音楽を突き詰めていた感じがします。
――ピアノは初めてですか?
日高:そうです。
――今後、披露する場面が?
日高:あるかもしれないですね。そういう可能性が広がったので、いい期間になったと思います。
●プライベートでも音楽にどっぷり「バンドをやりたい」
――日高さんはピアノを始められたということですが、ほかに新しく何か始めた方はいますか?
砂田:僕はエレキギターを。もともとギターはやっていましたが、エレキもやりたいなと思って買って、今けっこうハマって楽しんでやっています。
みんなでバンドやりたいという話をしていて、いつかできたらいいなと思っています。
――いつ頃実現できそうですか?
海沼:明日とか。
砂田:早いな! あなたまだ楽器も決まってないのに(笑)
海沼:パソコンのキーボード押すのが得意です。
砂田:DJだよね!? 僕らが勝手にDJやらそうとしているんです(笑)
奥田:DJ海沼(笑)
海沼:みんなそう言ってますけど、僕はその機材を買おうとも思っていないです(笑)。あまりにも言われすぎてこの間ネットで見ましたが、このお金はかけられないなと。
――海沼さんのDJは実現しなそうですが(笑)、みなさんプライベートでも音楽にどっぷり浸かった生活をされているんですね。
砂田:そうですね。みんなと楽器でセッションしたりしています。
――まだ聞いていない方もいるので改めて今やられている楽器などを教えてください。
加納:僕はギターです。
砂田:僕はギターとキーボードがあるので両方やっています。
奥田:僕はやるとしたらピアノですね。でも、楽器はそこまでやっていなくて、自分でレコーディングしたりしています。
深堀:僕も(奥田と)一緒で、ピアノと曲作り。あとドラムもやります。
松井:キーボードです。
あとベースも。
加納:彼(松井)はギターもちょこちょこ。宅録環境もそろってます。
海沼:僕も宅録環境そろってます。日高:ピアノで弾き語りやっています。
――深堀さんはOfficial髭男dismの「I LOVE...」などをカバーされてインスタグラムに投稿されていましたが、素敵な歌声でグッときました。
深堀:本当ですか。ありがとうございます。
――反響があったのでは?
深堀:そうですね。反響はありました。たくさんの方が「すごくよかったよ」と言ってくださったので、やってよかったなと思いました。
――みなさんは深堀さんの動画見ていかがでしたか?
他メンバー:よかったです。
加納:切磋琢磨になりますよね。メンバーが率先してそういうことをやると、俺も頑張らなきゃって励みになります。
●コロナ禍で決意新た「新しい時代を引っ張っていくグループに」
――LDHの新しい映像配信サービスも始まりましたが、まさにバラエティ番組という感じですね。
日高:鍛えられるよね!?
加納:本当にバラエティだよね。
砂田:MCも芸人さんが来てくださったりします。「LDH TV」から「CL」に移行していって、8月からグランドオープンになり、これからもっとできることが増えると思います。自分たちもやりたいことを考えているので楽しみです。
――いろいろなことに挑戦されていますが、楽しいですか?
日高:基本的にみんなふざけるのが好きなので、めちゃくちゃあの収録はいつも楽しんでやっています。最後は疲れてますけど(笑)
加納:スタミナの消費がすごい!
砂田:疲れるけど楽しいです。
――仲良しのみなさんだからこそ成り立つというか、その楽しさが画面越しに伝わりますよね。
砂田:確かに、仲が悪かったらキツいですね。疲れているときにメンバーがボケても拾おうと思わないと思います(笑)
――エンターテインメント界は通常運転に戻るにはまだ時間かかりそうですが、今後の活動への意気込みをお願いします。
砂田:このご時世でエンターテインメントの届け方が変わってきていて、それが今後当たり前になっていくのだと思います。自分たちは新しい時代についていって、その中でも先頭を走っていけるグループになっていきたいです。そのためにも、楽器など新しい挑戦をし続けて、デビューしたときに言っていた“新しい時代を引っ張っていくグループ”になっていきたいと、改めてこういうことがあったからこそ強く思いました。■BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE
EXILE TRIBE初のメンバー全員がマイクを持ってパフォーマンスする7人組ダンス&ボーカルグループ。LDHとエイベックスグループによるグローバルアーティスト育成プロジェクト「PROJECT TARO」で米ニューヨークにて3年間パフォーマンスと語学を磨いてきた深堀未来、奥田力也、砂田将宏と、「EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION 5 ~夢を持った若者達へ~」のファイナリスト日高竜太、加納嘉将、松井利樹、海沼流星による実力派。2019年5月22日にアルバム『BALLISTIK BOYZ』でメジャーデビューし、オリコン週間アルバムランキングで1位を獲得した。米留学した3人は英語を話すバイリンガル、海沼はブラジルのハーフでポルトガル語が堪能で、海外進出も視野に活動。デビューした2019年に、早くもアジア諸国を巡るプロモーションツアーに挑戦した。