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月額1,000円前後の格安SIMはどこがおトクなのか?

マイナビニュース
月額1,000円前後の格安SIMはどこがおトクなのか?
●格安データ通信専用SIMその1
"格安SIM"を提供するMVNO各社のサービス競争が盛況だ。月額利用料金を据え置いてデータ通信容量を倍増する、お得なキャンペーンが相次いで発表されている。そこで本稿では、月額1,000円前後で利用できる主要な格安SIMサービスの最新情報をお伝えしていこう。

なお、ここでは、下り最大150Mbps(au系では下り最大75Mbps~)の高速LTE通信が利用可能なものに限定した。いずれのサービスも音声通話およびMNPは非対応となり、SMSの対応状況はサービスによって異なることに留意いただきたい。

○データ通信専用SIMを比較

BIGLOBEの「エントリープラン」(2GB/月)は月額900円(税別)のサービス。下り最大150Mbpsの高速LTE通信が月に2GBまで利用できる。通信容量は300円/100MBで追加可能。
最低利用期間はもうけられておらず、契約後のプラン変更にも無料で対応する。また、オプションでSMSサービスの利用が可能(120円/月)なので、例えばLINEのアカウント取得も容易に行える。このほか、全国のWi-Fiスポット(マクドナルド、スターバックスなどのコーヒーショップ、東海道新幹線(東京~新大阪間)のN700系車内、羽田空港、商業スポットなど)でWi-Fi通信を利用できる。

OCNの「モバイルONE 70MB/日コース」は、月額900円のサービス。1日70MBまでLTEを利用できる。LTE通信が1日使い放題になる制限解除オプション(500円/1回)を用意。またSMSサービスを月額120円で追加できる。契約後のプラン変更にも対応。
このほか、IP電話の050 plusが安く利用できる「050 plusセット割」などが用意されている。昨年10月にデータ容量を増量するサービス変更を行った。

IIJmioの「ミニマムスタートプラン 2GB」は、月額900円で月2GBまでLTE通信が利用できるサービス。なお、余ったデータ量は翌月に繰り越せる。通信容量の追加に関しては200円/100MBで行えるほか、1,500円/500MB、3,000円/2GBのクーポンカードも用意されている。オプションでSMSサービスも利用可能(140円/月)。最低利用期間は、利用開始日(IIJmioの契約を行った日)の翌月末日までとなっている。日本通信の「b-mobile SIM ライトプラン」は、月額1,180円のサービス。
LTEが月に3GBまで利用できる。3日間の使用量による速度規制はなし。通信制限時の通信速度は200kbpsで、追加チャージオプションは100MBあたり300円で用意されている。SMSサービスの提供はなし。最低利用期間はもうけられていない。

●格安データ通信専用SIMその2
U-NEXTの「U-mobile データ専用 1GB」は、月額790円のサービス。LTEが月に1GBまで利用できる。通信制限時の通信速度は128kbpsで、追加チャージオプションも用意されている(100MBが300円、500MBが500円、1GBが800円)。
オプションでSMSも利用可能(150円/月)。最低利用期間はもうけられておらず、違約金は発生しない。

ニフティの提供する「NifMo 2GBプラン」は、月額900円のサービス。LTEが2GB/月まで利用できる。オプションでSMSサービスも追加可能(250円/月)。制限解除オプションは500MBにつき900円となる。公衆Wi-Fiサービス(BBモバイルポイント)は追加料金なしで利用できる。提携ショップで買い物をすると利用金額に応じて割引が行われるユニークなサービスが提供されている。


楽天ブロードバンドの「エントリープラスプラン」は、月額900円でLTEが月に2.1GBまで利用できるプラン。通信容量は100MBにつき300円で追加可能。通信制限時の通信速度は300kbpsとなっている。オプションでSMSサービスも追加可能(140円/月)。同社では、月額700円でLTEが月に600MBまで利用できる「エントリー2!プラン」も提供している。

ケイ・オプティコムの提供するサービスは、KDDI(au)の回線を利用したもの。「シングルタイプ(データ通信のみ)1GB」プランなら、月額980円で月に1GBまでLTE通信が利用できる。通信速度は下り最大75Mbpsだが、一部のエリアでは受信最大100Mbps、2GHz帯では受信最大150Mbpsの通信速度が利用できる。
通信エリアはau 4G LTEサービスエリアに準じる。制限時の通信速度は下り最大200kbpsで、100MBにつき150円でパケットをチャージできる。最低利用期間は1年間。SMSは無料で利用できる。なお、2015年2月1日より提供される新料金プランでは値下げが予定されている。

UQモバイルでも、KDDI(au)の回線を利用したサービスを提供している。「データ高速プラン」なら、月額980円で月に2GBまでのLTE通信が利用できる。通信速度は下り最大150Mbpsで、制限時の速度は下り最大200kbps。
最低利用期間はもうけられていない。SMS、テザリング機能は無料で提供される。月額200円の追加オプションで、**@uqmobile.jpのメールアドレスが提供される。

●SMSが使えるメリット
本稿では、月額1,000円前後の格安SIMサービスをいくつか紹介してきた。いずれのサービスも音声通話には対応していない。したがって、利用シーンとしては2台目のスマートフォンやタブレットで使う、ということが想定されるだろう。通信容量、月額料金、SMSサービスの対応状況などは各社で大きく異なっている。自分の利用環境に沿ったサービスを賢く選びたいところだ。

最後に、SMSサービスが使えるメリットについて触れておきたい。まずはメールが使えることの有用性について。LINEをはじめとするSNSや、GREEなどのオンラインゲーム、ECサイトが提供するオンラインサービスなどに会員登録をする際、SMSで認証コードが送られてくるケースがある。SMSが利用できれば、速やかに登録が完了できるので便利だろう。

そして、SMS機能は不具合解消にも一役買っている。実は、SMS機能が付加されていないデータ専用SIMカードを使用したスマホでは、ふたつの問題が起きてしまう。ひとつは、アンテナピクトが表示されないという問題。例えば圏内なのに圏外の表示が出る、ということがある。通信品質には問題がないのだが、使っている身としては気持ちが良いものではない。ふたつめは、スマホが電波を探し続けてバッテリーを余分に消耗してしまう「セルフスタンバイ問題」。こちらは実害があることなので、できれば解決したい。

SMS機能を付加させたSIMカードでは、これらの問題が改善されることが報告されている。マイナビニュース別稿や、IIJのホームページなどでも詳しく紹介されているので、これらの不具合が気になる人はそちらも参照してほしい。

(記事提供: AndroWire編集部)

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